甘酸っぱくて美味しいいちご、そして最近は筋トレをする人にも支持されるブロッコリー。どちらも人気の野菜ですが、2つの野菜を掛け合わせたら……? そんな夢の「ハイブリッド」野菜が話題になっています。
でも実はこれ、粘土でできているのです。この投稿をした「アリア-食べられない洋菓子店-」として活動するLiccaさん(粘土オタク(アリア)(@AriaClay)さん)に、お話を伺いました。
粘土でストロッコリーをつくりました(@AriaClayより引用)
みずみずしいいちごのヘタがあるはずの部分には、モシャモシャとしたブロッコリー!? あまりのリアルさに「どうやってつくっているんですか?」「本物にしか見えないけど、ホントに粘土なの?!」と、思わず騙される方も。
「ブロッコリーが頭の方についてるからこれは"ブロロベリー"だと思う」という冷静なツッコミや、「ブロッコリーに栄養取られて、あまり甘くないかもw」と味を想像するコメントも寄せられています。
美味しい食べ物同士を掛け合わせたら楽しいだろうな……と想像することはあれど、粘土細工で実際につくり出すのは難しいもの。作者の「アリア-食べられない洋菓子店-」Liccaさんにお話を伺いました。
「ストロッコリー」作者に聞いてみた
――実際にはありえないこの「ストロッコリー」、つくろうと思ったきっかけは?
好きな果物や野菜を組み合わせて架空のハイブリッド作物をつくってみたら面白いかも……と思いついたのがきっかけです。いちごとブロッコリーであれば、色の組み合わせ的にもしっくりくるかなぁと思い、制作してみました。
――確かに、色の組み合わせだと普通のいちごのようにも見えますね。そのままつまんで食べたくなるほどリアルですが、制作時にこだわったポイントはありますか?
基本的にはノリと勢いで制作したのですが、うまく両方を融合させられるように、いちごとブロッコリーそれぞれの大きさのバランスには気を使いました。
――いちごのみずみずしい部分や、ブロッコリーの頭部分は細かくて難しそうです。どのようにつくられたのでしょうか?
ひたすら本物の画像とにらめっこしながら造形していきました。色もできるだけ自然に見えるよう、絵の具を数回に分けて重ね塗りしています。
――驚いたり、面白いといったコメントが多く寄せられています。
とても嬉しいです。私の作品を見ていただけたことももちろん光栄ですが、粘土細工の楽しさをより多くの方に知っていただけるきっかけになったかな、と思っています。
ネタばらしをされないと、「本当にこんな野菜があるのかな!?」と勘違いしそうなほど繊細につくられた粘土細工。どんな味か想像してみるのも楽しそうですね。
粘土でストロッコリーをつくりました pic.twitter.com/epzykUZZLg
— 粘土オタク(アリア) (@AriaClay) March 29, 2021
文章で説明するのは難しいのですが、樹脂粘土を使ってフリーハンドで形を作り、絵の具で色を乗せています🙏 pic.twitter.com/BF16PKzXHH
— 粘土オタク(アリア) (@AriaClay) March 29, 2021