阪急交通社は1日、弘南鉄道が所有する大正時代生まれの電気機関車「ED221」がデハ7000系を牽引する、5月2日出発限定の貸切特別列車日帰り旅行「大正生まれの電気機関車ED221牽引の特別列車体験 日帰りツアー」を3月31日に発売したと発表した。

  • 「ED221」(元西武鉄道)とデハ7000系(元東急電鉄)の編成

  • ハート形の吊り革と「鉄苦路」

電気機関車「ED221」は、弘南鉄道が所有する大正時代生まれの電気機関車で、通常は車両入換えの際に使用されるほか、冬季にはラッセル車「キ105」と組成し、排雪列車として現役で活躍している。今回の企画では、ゴールデンウィークの5月2日、「ED221」がデハ7000系を牽引する特別編成が中央弘前~大鰐~津軽大沢間まで貸切運行を行う。

津軽大沢車両基地を見学できるほか、「ED221」とラッセル車「キ105」で組成した排雪列車の再現シーンも見られる。途中駅にて、珍しい機回しシーンや2つの特別列車をゆっくり撮影できる撮影タイムも用意されている。

デハ7000系の車内に設置された吊り革は、青森を走行するにふさわしいりんごと岩木山をイメージしており、1車両にひとつだけあるハート形の吊り革は恋愛運が上がるとして、女性に人気があるとのこと。参加者には記念グッズに加え、鉄道ファンの間で話題となっている弘南鉄道の「鉄苦路(テツクンズ)」と「弘前城さくらまつり」有料エリアの無料入場証がプレゼントされる。

「大正生まれの電気機関車ED221牽引の特別列車体験 日帰りツアー」は、5月2日実施の中央弘前駅集合・解散の日帰りツアーで、旅行代金は大人1万9,800円・こども1万6,800円。阪急交通社のサイトにて予約を受け付けている。