会社の顔・エントランスはフォトスポット!?

それでは、虎ノ門グローバルスクエア15階と16階に位置するカオナビのオフィススペースを紹介していこう。まずは、15階からだ。

  • 15階の全体イメージ。ところどころに芝生が広がっているのがわかる

どのスペースも工夫が凝らされているのだが、中でも特徴的なのが15階のエントランスだ。玉木氏によると、エントランスはポータルステーションと位置づけられており、従業員がコミュニケーションを取る場となっているという。

下の写真を見てもらえばわかるが、受付が写真のフレームのようになっている。従業員に限らず、社外の方もこのフレームを使って写真を撮影してSNSに投稿してくれるそうだ。そうなると、SNSに投稿した人の知人にまでカオナビのオフィスについて知ってもらえることになる。

「まさに狙い通りです」と玉木氏はいう。エントランスの写真を着火剤に導線に火が付き、同社のレピュテーションが高まっていく、エコシステムが構築されるというわけだ。

  • 写真のフレームワークのような作りになっているエントランス。思わず写真を撮ってSNSにアップしたくなってしまうかも!?

15階のセミナールームにはリラックスして話を聞いてもらいたいという狙いがあるという。一般のセミナールームにありがちな会議机は置かれておらず、前面に広がる窓からは東京タワーを臨める。「外にいるような感じで、話を聞いてもらえたら」と玉木氏はいう。

  • セミナールームにありがちな会議机はない。前面に窓が広がり、屋外で話を聞いているような感じで話を聞くことができる

また、15階には芝生エリアが設けられており、ゴロゴロとくつろぐことも可能だ。加えて、テントのように布で覆われた会議エリアもあり、キャンプ場でディスカッションをするかのような気分が味わえる。

  • 15階に設けられている芝生コーナー。キャンプ気分を味わうことができる

活発なコミュニケーションの促進を狙い、低めのソファーや吊り下げの照明など、ホテルのラウンジのようなスペースやカフェスペースも用意されている。わざわざホテルやカフェに行かなくても、こうした空間を利用できるのはうれしい。

  • さまざまな人とコミュニケーションをとることができるオープンなエリア

  • 執務スペースも間仕切りの有無、机やイスのデザインなどが異なるなど、さまざまなエリアがある