俳優の西島秀俊が主演を務める、テレビ東京の新ドラマプレミア23枠『シェフは名探偵』(6月スタート)の出演者が31日、明らかになった。

  • 左から神尾佑、濱田岳、石井杏奈

    左から神尾佑、濱田岳、石井杏奈

同作は累計発行部数29万越えの近藤史恵の人気小説シリーズ『タルト・タタンの夢』『ヴァン・ショーをあなたに』『マカロンはマカロン』を原作にした連続ドラマ。小さなフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」のシェフ、三舟忍(西島)が人並み外れた洞察力と推理力で、訪れた客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を解くグルメミステリードラマとなる。

「ビストロ・パ・マル」で1番新人のギャルソン・高築智行役に濱田岳、三舟の片腕を務めるスーシェフ(副料理長)・志村洋二役に神尾佑、ワイン好きが高じてOLからソムリエに転職した金子ゆき役に、昨年末解散したE-girlsのパフォーマーで女優の石井杏奈が決定した。ストーリーは、濱田演じる高築がドラマの語り部となって展開する。

「ビストロ・パ・マル」のメンバーや、数々の絶品料理など、ドラマの世界観を表現した2分間の特別動画を31日18時より、テレビ東京公式YouTubeや番組SNSで公開された。

濱田岳 コメント

フランス料理を使って謎解きをしていくのは一読者としても楽しかったです。西島さんが三舟シェフをどう演じられるのだろう、何度もご一緒させていただいている木村ひさし監督の演出でどう味付けされていくのだろう、とすごくワクワクしながら台本を読ませていただきました。セットも本当に綺麗だったので、現場に来て改めてテンションが上がりました(笑)。
僕が演じる高築は、人よりも記憶力が良くてギャルソンも卒なくこなせるし、回が進むごとにお客様にも感情移入してしまうなどピュアで、裏表無く人に接するところが三舟シェフに見初められたのかなと思います。コミカルなシーンは笑いをこらえるのが大変だったのでそれぞれキャラクターの素を見れるのかなと思います。
殺人が起こったりするなど、ハードな謎解きではないので、お仕事終わりの疲れたみなさまにもゆっくり楽しんでいただけるようなドラマになっていると思います。夜遅い時間に美味しそうな料理がたくさん出てきます。お腹が空いてしまうようなドラマになっていると思いますので、心して楽しんでいただけたら嬉しいです!

神尾佑 コメント

ワンシチュエーションのドラマというのは演劇的でわりと好きです。セットも本物のビストロのようで、厨房も使えますし、本当にビストロに勤めている感じでした。それがドラマの世界観を作っていると思います。
志村という役は言葉はぶっきらぼうで曲がったことが大嫌い、そのくせ意外とナイーブでそして恐妻家(笑)。
なにより三船シェフを敬愛している熱いオトコです。
台本を読んだ時は微妙な立ち位置だなぁと思いましたが、西島さんがふんわりとした佇まいでいてくださるので周りは伸び伸びと演技ができるんですね。西島さんの大きな器と4人の絶妙なバランスですくすくと育てていただきました。そのおかげでまるで家族のような空気感がでてるとおもいます。
このドラマは家族の話です。いろんな形の家族の話です。ちょっとコミカルで心があたたかくなるドラマです。お一人で観るもよし、大切な人と観るもよし、夜遅くに楽しんでいただきたいです。

石井杏奈 コメント

台本を読んで、物語の中に笑いと感動が沢山詰まっていて、要所要所にあるコミカルさが最高でした。
私が演じた金子ゆきは芯があり、愛をしっかり持っている印象を持ちました。表も裏もない素直な子で性別も歳も違うシェフや高築さんとのラフな会話に愛や絆を感じてほのぼのしましたし、撮影現場でも金子ゆきとして過ごす毎日がとても新鮮で楽しかったです。
共演させていただいた西島さんは気遣いと優しさで溢れていて、毎朝コーヒーを淹れてくださったり、同じ目線で話をしてくださったり、本当に素敵な方でした。現場を引き締め、和ませ、かっこいい座長の背中を様々な場面で拝見し、勉強させていただきました。
ゆきという役は自分にとって新境地となる役柄で、ツッコミやボケやモノマネ...未熟ながら、全力で取り組みました。
何度も、笑い過ぎて涙が出ました。そして、西島さん濱田さん神尾さんととても優しく楽しい大好きな御三方と大切な時間を過ごし、毎日が刺激的で濃い時間でした。是非、楽しみにしていてください!私もとても楽しみです。

阿部真士プロデューサー(制作局ドラマ室:チーフプロデューサー) コメント 

99.9%ワンシチュエーションのドラマが成功するために必要なことはただ一つ……。
子役時代から“天才”と言われた濱田岳さん、舞台出身でたたき上げのバイプレイヤー神尾佑さん、女優業の専念を多くの作り手が待ち焦がれていた潜在能力200%の石井杏奈さん。この3人から導き出される答えは、もちろん演技力です。西島さん含めた4人のアンサンブルはいつまでも飽きることなく見ていられ、「ビストロ・パ・マル」は本当に存在したーーと思えます。 家族のように笑って、怒って、涙して…。4人の掛け合いに癒されてください。