Adobeは3月30日、写真編集やグラフィックデザイン、アート、SNSのための5つのiPad版アプリをまとめた「Adobeモバイルデザインバンドル」の提供を開始した。月額14.99ドルまたは年額149.99ドル。個別に契約するのに比べて50%オフの価格で使用できる。なお、発表時点では米国のみの販売となっており、日本を含め米国以外での販売予定は未定となっている。
モバイルデバイスなら、机に縛られず、アイディアがひらめいた時にインスタントオンですぐに使え、デジタルペンを使って紙やキャンバスに向かうように作業し、ネットに接続してコラボレーション機能を利用できる。クリエイティブな作業をモバイルで行う人が増えており、そうしたユーザー向けに、以下の5つのiPad版アプリを含むモバイルデザインバンドルを用意した。Adobe Fonts、Behance、Portfolioといったサービス、100GBのオンラインストレージを利用できる。
- Adobe Photoshop iPad版:フルサイズのPSDをサポート、Apple Pencilやタッチパネルを使用して、高度な合成写真の作成、画像のレタッチ、ブラシのコントロールなどが可能。
- Adobe Illustrator iPad版:高品質で鮮やかなグラフィックを作成できるベクターグラフィックアプリを、Apple PencilとiPad向けに再設計。
- Adobe Fresco:iPadとiPhone向けに開発されたドローイング/ペインティング アプリ。ライブブラシではリアルな水彩画や油彩画のような色のにじみや重なりを表現でき、同じキャンバス内でベクターブラシとラスターブラシを使った制作も可能。
- Adobe Spark Post:テンプレート、フィルター、フォント、シェイプ、アイコンを駆使してソーシャルグラフィックを簡単に作成、投稿できるデザインアプリ。
- Adobe Creative Cloud:ファイルやアプリの管理、Adobe Fontsへのアクセス、豊富なチュートリアル、共同作業機能などを提供する。