3月30日~4月11日に東京・日比谷シアタークリエで上演される舞台『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』の囲み取材&公開ゲネプロが29日、同所で行われ、花村想太、岡宮来夢、宮澤佐江、林愛夏、植原卓也、中川晃教が出席した。

  • 左から林愛夏、岡宮来夢、花村想太、中川晃教、宮澤佐江、植原卓也

    左から林愛夏、岡宮来夢、花村想太、中川晃教、宮澤佐江、植原卓也

1950年の連載開始から70年の時を超えて世界中で読み継がれているチャールズ・M・シュルツによるコミック『ピーナッツ』。それを元に生まれたミュージカルは、1967年にオフ・ブロードウェイで初めて上演され、1999年にはブロードウェイにも進出した。日本では2017年にバラエティ豊かなキャスト陣で上演。待望の再演となる今回はチャーリー・ブラウンに5人組ダンス&ボーカルグループ・Da-iCEのメンバー花村想太、ライナス役は2.5次元ミュージカル界で最も旬な岡宮来夢、ルーシー役にはAKB48卒業後数々の舞台に出演している宮澤佐江、サリー役にはミュージカル界での活躍が目覚ましい林愛夏、シュローダー役を植原卓也が務め、前回の公演で観客を魅了した中川晃教が今回もスヌーピー役で登場する。

公演初日を前日に控えたこの日は、関係者や報道陣を招いての公開稽古が行われ、その前に報道陣向けの囲み取材を実施。チャーリー・ブラウン役の花村が「前回の舞台で完走することが出来なかったので、今回は必ず完走したいです」と新型コロナウイルス感染で公演が中止になった昨年11月公演の主演ミュージカル『RENT』にも触れながら、「皆さんにハッピーを届けられるように開演できることが当たり前じゃないということを胸に刻みながら命がけでやっていけたらと思っています」と決意新たに。

新型コロナウイルス感染拡大で昨年4月に出演していたミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2が公演中止となった宮澤も「個人的には1年ぶりのミュージカルで色んな意味で緊張もしています。スタッフの方々と明日の初日に向けて準備している段階で感慨深いものがあって色んなものを噛み締めて今日までやってきました」と笑顔を見せ、「何よりも私たち6人がそれぞれのキャラクターを愛してなりきり、嘘なく素直にルーシーとして生きる日々を楽しめたらなと思っています」と前向きに語った。

幸せは誰にもでもどこにでもあるというメッセージを込めた本作。それにちなみ、「日常生活の中での幸せは?」という質問に花村は「僕は納豆が大好きなんです。納豆の宣伝大使になったこともあるんですよ。だから納豆を食べている時です」と答え、宮澤は「愛犬と戯れている時間が一番幸せです。今日は黒い服を着てきたんですが、愛犬の毛だらけでした。その毛一本一本でさえも愛おしいし、全てを引っくるめて愛おしいですね」と明かした。また、前回同様に今回もスヌーピーを演じる中川は「このカンパニーの日々が幸せです。稽古場から幸せという実感がありますね」とチームワークの良さを感じている様子だった。