長野電鉄が通勤車両3000系の3編成目となるM2編成の運行を3月27日から開始した。運行初日の3月27日、2日目の3月28日は公式サイトにて運用(運行時刻)が特別公開され、おもに長野~信州中野間で運行された。
M2編成の運行開始にあたり、3月27日は下り8本・上り7本、3月28日は下り6本・上り5本の列車で運用されることが公式サイトに公開されていた。「窓が大きく、音も静かで省エネルギー車両の『3000系』を引き続き、よろしくお願いします」とのこと。
3000系は3500系・3600系(元営団地下鉄日比谷線3000系)に代わる新たな通勤車両として、2020年にM1編成・M5編成の2編成を導入した。元東京メトロ日比谷線03系を譲り受けて改造を行い、3両編成として先頭部の帯を赤色に変更。スカート(排障器)も取り付けている。長野電鉄では初という交流モーターによるインバータ制御車両で、客室の冷房能力向上が図られ、3500系・3600系と比べて快適性が向上したという。
なお、3000系の導入にともない、3両編成の3600系は昨年9月に最後の編成が引退。2両編成の3500系も順次引退を予定している。