JR東日本は、東北デスティネーションキャンペーンのクロージングを飾る列車として運行する「TRAIN SUITE 四季島」東日本の旬コースの運行日程やルートなどを発表した。

  • JR東日本のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」

「TRAIN SUITE 四季島」東日本の旬コースは9月26~30日の4泊5日の行程に。同列車の運行開始以降、初という仙台駅発着で、東北6県を周遊する旅となる。9月26日は、「TRAIN SUITE 四季島」の料理監修を務める岩崎均氏による特別なディナーを楽しむ「前夜祭」を仙台市内で開催し、そのまま仙台で前泊する。

翌日から「TRAIN SUITE 四季島」に乗車し、岩手県釜石市で東日本大震災からの復興に取り組む姿を見学。青森県青森市では、青森ねぶた展示施設をねぶた師の解説で見学し、山形県鶴岡市にある羽黒山で特別祈祷を行う。福島県南相馬市では、「相馬野馬追(そうまのまおい)」に参列した騎馬武者や馬が特別に登場するなど、東北の伝統や伝承を体感する。

食事では、「TRAIN SUITE 四季島」総料理長の佐藤滋氏が、東日本各地の食材を生かした四季折々の料理をランチ・ディナーで提供。地元の食材を使ったその土地ならではの料理を提供している東北各地の名店も、このコース限定の料理を提供する。

2名1室利用時の1人あたりの旅行代金は、スイートが110万円、デラックススイート(フラットタイプ)が130万円、四季島スイート(メゾネットタイプ)が135万円。申込み期間は4月6日10時から5月31日18時まで。「TRAIN SUITE 四季島」公式サイトまたは「TRAIN SUITE 四季島」案内パンフレット同封の専用申込書で申し込む。申込み多数の場合は抽選となる。

あわせて2021年度12~3月出発分のコース概要と運行日も発表された。1泊2日コースは、「東国の冬日の光を受けて、聖なる社の森から太平洋をめぐる旅。」をテーマに、冬季に晴天の多い関東の絶景を巡る行程に。2泊3日コースは、「東北の長い冬に息づいてきた、手仕事のぬくもりと幻想的な民話の世界への旅。」をテーマに、東北の文化や手仕事、雪国ならではの景色を体感できるコースを運行する。

1泊2日コースの出発日は3月12日を除く土曜日、2泊3日コースの出発日は12月4日、1月11・25日、2月1・8・22日、3月8・15・22日となる。このうちびゅうトラベルサービスが催行する旅行商品は、4月6日10時から6月30日18時までを申込み受付期間とする。1人あたりの旅行代金は、1泊2日コース2名1室が37万~50万円、2泊3日コース2名1室は55万~75万円。