女優の森七菜とロックバンド・インナージャーニーのドラマー・Kaitoが、4月1日発売のファッション誌『mini(ミニ)』5月号(宝島社)の表紙に登場する。同誌の表紙を男女が飾るのは今回が初めてとなる。
カバーガール&ボーイの森とKaitoは、ストリートスタイルのペアルックを披露。表紙カットでは腕組みをしている。また、5月号では、「よしミチ姉弟がナビゲートする春メイク」、「Awesome City Clubが着こなすユニセックスブランドBEST8」などを展開している。
『mini』は、男性ファッション誌『smart(スマート)』のガールフレンド版として2000年に創刊したストリートファッション誌。「Tシャツ」「デニム」「スニーカー」を三種の神器として、創刊当初から、ユニセックスなブランドやメンズモデルを起用し、男女の読者から支持を得てきたが、今号より改めて「ジェンダーレス宣言」をキャッチコピーとして打ち出す。
編集長の見澤夢美氏は「もともと、ストリートファッションは男女関係なく楽しめるものだと思っていて、意識的に男女のファッションページを入れるようにしていました。企画の反響が大きく最近は以前よりもさらに需要を感じるようになってきました。実際、『mini』は男性読者も多く、『カップルで読んでいる』という声も多数寄せられていましたが、市場全体でもユニセックスなブランドが増加したり、男女でシェアすることが幅広い世代で一般的になってきたことから、改めて『ジェンダーレス宣言』というワードを発信することにしました。今後は、ファッションもビューティも、男女関係なくモデル起用していきます。『mini』らしい世界観のまま、「女性誌」ではなく、みんなに読んでもらえる『ストリートファッション誌』として育てていきたいと考えています」とコメントしている。