プラネットはこのほど、「マイバッグ・エコバッグに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2月15日~17日、4,000人を対象に、インターネットで実施した。

  • マイバッグ・エコバッグを持ち歩いていますか

マイバッグ・エコバッグを持ち歩いているか尋ねたところ、「買い物の有無に関わらず、常に持ち歩いている」(52.5%)が最も多かった。「買い物に行くときは持ち歩く」は34.4%で、合わせると約87%が買い物時にマイバッグ・エコバッグを持参していることがわかった。

男女別でみると、「常に持ち歩いている」は男性37.3%に対し、女性は67.6%だった。「買い物に行くときは持ち歩く」は男性が42.6%、女性が26.2%となっている。「マイバッグ・エコバッグを持っていない」と回答した人は全体で6.6%で、男女ともに若いほど「持っていない」割合が高かった。

マイバッグ・エコバッグを洗濯する頻度や目安について尋ねると、「数回使って、汚れなどが気になったら洗濯する」(34.1%)が最も多く、僅差で「しばらく使って、汚れなどが目立ってきたら洗濯する」(34.0%)が続いた。「買い物で使用するたびに洗濯する」は4.4%、「基本的に洗濯はしない(洗濯したことはない)」は27.6%だった。

2020年6月、マイバッグ有料化前にも同様の質問を行っているが、その時は「基本的に洗濯はしない(洗濯したことはない)」と回答した人は今回の調査より5ポイント以上多い32.9%だった。「(しばらく使って)汚れなどが目立ってきたら洗濯する」(前回 37.9%→今回34.0%)は微減しているが、「買い物で使用するたびに洗濯する」(1.8%→4.4%)「(数回使って)汚れなどが気になってきたら洗濯する」(27.4%→34.1%)は増えている。

  • マイバッグ・エコバッグを洗濯する頻度や目安

ふだんの食料品や日用品の買い物で、1枚あたりに払ってもいいと思えるレジ袋の金額を、店別に回答してもらったところ、どの回答も平均はすべて4円台だった。

内訳を見ると「0円」から「3円」までに回答が集中している。「6円以上は出したくない」が大多数のようだが、少数派ながらも「10円以上」という回答もあった。

店別に見ると、平均が最も高かったのは「その他の買い物全般」の4.9円だった。ついで「ドラッグストア」(4.7円)、「スーパー」(4.5円)、「コンビニ」(4.3円)となっている。「コンビニ」は「5円」を選んだ割合は少なく、ほかと比べて「0円」を選んだ割合が高かった。「1円」「2円」と回答した人も1位で、「3円」では2位だった。

  • ふだんの食料品や日用品の買い物で、1枚あたりに払ってもいいと思えるレジ袋の金額

レジ袋はどのくらいの頻度で購入するか聞くと、48.9%が「まったく購入しない」と答えた。「マイバッグ・エコバッグを持っていない・手持ちで持ち帰ることができない(バッグの容量が足りない)ときだけ購入する」が39.2%、「マイバッグ・エコバッグを持っていても購入することがある」が9.1%、「常に購入する」も3.0%見られた。

マイバッグ・エコバッグがないとき、どのくらいの商品の量なら、袋を買わずに済ませるか尋ねたところ、54.7%が「片手で持てるくらい」と答えた。「ポケットに収まるくらい」は22.4%、「両手で持てるくらい」は19.0%だった。

  • マイバッグ・エコバッグがないとき、どのくらいの商品の量なら、袋を買わずに済ませますか

レジ袋有料化後、マイバッグ・エコバッグを使って感じたことについて聞くと、「弁当や特殊なかたちの商品は、レジ袋があったほうが便利」「レジ袋有料化のせいで、お店のカゴを盗難したり、店員に難癖つけたりする人がいる」「コロナ禍において衛生面に不安がある」「万引きの助長になる」などのコメントが寄せられた。一方、「エコバッグを忘れたときは、手で持てる分しか買わないようにした」などの工夫で、節約にもつながっていると回答した人もいた。