フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、料理経験のない18歳の青年が初めて上京し、有名レストランで働く姿に密着した『新・上京物語 前編 ~煙突とスカイツリーと僕の夢~』を、28日に放送する。
若者たちが夢と希望を抱いて故郷を旅立ち、東京を目指す春。しかし2020年5月、新型コロナウイルスの影響でなかなか上京できない1人の青年がいた。
製紙工場の煙突が立ち並ぶ町、北海道・苫小牧市から料理人を目指して上京する、18歳の一摩(かずま)さん。就職先は、かつて『料理の鉄人』にも出演した洋食の巨匠・大宮勝雄シェフ(70)が経営する有名店「レストラン大宮」だ。
そんな一流の店に、料理を学んだ経験のない一摩さんが入れた理由は、祖父の美智男さん(63)にあった。両親が離婚し、父とも死別した彼は、幼い頃から祖父母に育てられてきた。美智男さんは若い頃、東京の伝説的なフランス料理店で活躍。その美智男さんと修業時代を共にしたのが、大宮シェフだったのだ。がんを患って料理の世界を引退し、療養生活を送っている美智男さんは、大切に育ててきた孫をかつての盟友・大宮シェフに預けることを決めた。
そんな2人の思いを背負い、上京した一摩さん。大宮シェフや先輩たちは、温かく迎え入れてくれたものの……生まれて初めて見る東京、初めての職場、初めての料理と、何もかもが初めての新生活に、初日から完全に飲み込まれてしまった。そこで、思いも寄らぬ行動に出る…。
故郷から遠く離れたスカイツリーのふもとで、夢と現実の狭間でもがく、18歳の青年の上京物語を、女優・上白石萌歌のナレーションで追っていく。
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