Oは3月25日、「テレワーク下の新卒オンボーディング・新人研修の概況調査(2020年度)」の結果を発表した。調査は3月1日〜14日、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県に在住の22歳〜25歳の新卒1年目の就業者415名を対象に、インターネットで行われた。
テレワークを伴う新人研修について満足度を調べたところ、「非常に良い/良かった」(18.3%)や「どちらかといえば良い/良かった」(48.9%)と回答した人が約7割と、テレワークを伴う新人研修を肯定的に捉えている新入社員が多いことがわかった。
テレワークを伴う新人研修に対して感じたメリットを聞くと、「通勤コストの削減」(61.7%)、「新型コロナウィルスの感染対策」(61.0%)、「睡眠時間の増加」(38.1%)、「体力的負担の軽減」(36.1%)など、総じて、自己成長や業務スキルの習得ではなく、ワークライフバランスの維持の観点の回答が上位を占める結果に。一方、デメリットとしては、「同僚とのコミュニケーション不足」(62.7%)や「同僚意外とのコミュニケーション不足」(51.3%)が上位となった。
次に、「新人研修(OJT含む)における最適な在宅勤務の頻度について教えてください」と質問したところ、「週1〜2回」(39.3%)、「週3〜4回」(28.2%)など、週1〜2回以上のテレワークを推奨する回答が約75%を占めた。
テレワークを伴う新人研修における上司とのコミュニケーション頻度については、「週1回未満」(34.7%)が最も多く、一部では深刻なコミュニケーション不足が発生していることが判明。上司と円滑に行えなかったコミュニケーションを聞くと、「プライベートに関するコミュニケーション」(33.5%)や「仕事以外の人間関係に関するコミュニケーション」(30.1%)、「雑談」(27.7%)が上位に。個人的なコミュニケーション不足が感じられる結果となった。