可愛い柴犬が、目にも美しい和菓子になったら……? 今回は、栃木県で和菓子店「紅谷三宅」を営む三宅正晃さん(@beniyamiyake)がツイッターに投稿した、「和菓子の柴犬」についてご紹介します。

今日は柴犬もお待ちしております。(@beniyamiyakeより引用)

この投稿を見た人からは、「可愛くて食べられない! 」「入店と同時にテンションマックスでした」「週八日通いますよ! 」「並べて飾っておきたい! 」との声が。ふっくらとしたフォルムにつぶらな瞳が可愛らしく、つい何個も買ってしまいそうですね。

動物をかたどった可愛らしい「生き物和菓子」は、どのようにして生まれたのでしょうか。三宅さんにお話を聞きました。

「生き物和菓子」が生まれたきっかけやこだわりなどを聞いた

――これまでにも、アザラシなどさまざまな生き物の和菓子を作られていますが、アイデアはどこから得られているのですか?

三宅さん:作ったきっかけは、お客様のリクエストでした。作りたいと思った動物をモチーフに、和菓子らしいフォルムで「美味しそう」を意識しつつ、シンプルに仕上げています。

――この柴犬の和菓子について、こだわった点などがあれば教えてください。

三宅さん:個人的に柴犬が好きなので、この和菓子の柴犬『和柴』は、いつか作ってみたいと思っていました。こだわった点は、アザラシのように丸々と太らせて可愛らしくしたところです。

  • こちらは茶柴

――三宅さんは和菓子職人になられて何年目になるのですか?

三宅さん:今年で10年を過ぎたところです。工業高校を卒業してから東京の老舗和菓子店で5年ほど修行し、現在は栃木の和菓子店の2代目を継いでいます。

――和菓子の魅力について教えてください。

三宅さん:和菓子の魅力は、表現力の高さだと思います。洋菓子のような香りや色合いはありませんが、和菓子にしかできない「季節の表現」があるのが魅力です。

――今後、和菓子で挑戦したい生き物はいますか?

三宅さん:今後は、人気の「幸せあざらし」や「赤ちゃんペンギン」のバリエーションを増やしたり、作りたいと思った生き物を表現したりしたいと思っています。


可愛らしい「生き物和菓子」は、食べておいしいだけなく、見ているだけでも癒されますね。柴犬の他にも、「ねこたま」「前向き&かまちょアヒル」など、さまざまな動物が和菓子になっています。リラックスタイムや頑張った時のご褒美に、和菓子でほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。