映画『騙し絵の牙』(3月26日公開)の公開前夜祭が25日に都内で行われ、大泉洋、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、佐藤浩市、吉田大八監督が登場した。
同作は塩田武士が大泉を主人公に当て書きし、表紙モデルにも起用した同名小説の映画化作品。創業一族の社長が急逝した大手出版社「薫風社」で、会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)は、無理難題を押し付けられて窮地に立たされるが、実は笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めていた。
モデル役の池田は膝上ミニスカートで登場し、圧巻の美脚で魅了する。作品にちなみ「自分のクセのあるところ」を聞かれると、「仕事が終わって帰るまでが早いんですけど、行きの車で帰りの算段を立ててるときがある」と告白。「いかに鞄からモノを出さずにいるかで、帰るスピードが5〜10秒変わってくるじゃないですか。鞄をここら辺に置いといて、大体最後のここら辺で車をお願いする? どうだ? みたいなことをずっと考えてる。皆さんのことは大好きなんですけど、病的に帰りたくて。最後のワンシーンとかは、ものすごい帰りたいんですよ。それが矛盾してる所なんですけど、ちょっとクセあるところなのかな」と明かした。
大泉が「ラストシーンで早く帰りたいと思ってたら、吉田監督の組なんて最悪だったじゃないですか。そう簡単にOK出ないですからね」と指摘すると、池田は「そうですね」と同意する。「またいいことおっしゃるので、クランクアップコメントとかも。現場が和むから帰りづらい」と大泉にも飛び火し、大泉は「じゃあ君あれなの、俺のクランクアップコメント早く終われやと思って見てたの!?」と驚愕。「仕方のない部分だと思います。抑えきれない」と苦笑する池田に、大泉が「俺のクランクアップコメントってえらい長いからね。延々しゃべってるから。今も長いと思ってるんだ!?」とたたみかけると、池田は「すいません」と謝り、暗に認めていた。