アニコム ホールディングスは3月23日、「ペットにかける支出」に関する調査結果を発表した。調査は、2020年1月1日〜12月31日の1年間にペット1頭へ支出した費用について、アニコム損保のペット保険契約者を対象にWEBアンケートを実施し、3,532件の有効回答を得た。
犬・猫それぞれについて、病気の治療費やフード代、トリミング料といった各項目にかかる費用を調べたところ、犬の年間費用は33万8,561円(前年比113.1%)、猫は16万4,835円(同103.9%)と、犬猫ともに昨年よりやや増加した。
項目別に見ると、最大の支出項目は、犬猫ともに「フード・おやつ」で、犬は約6.5万円、猫で約4.3万円という結果に。また、犬猫ともに増加したのは、「ケガや病気の治療費」「サプリメント」「シャンプー」「予防費」など。反対に、犬猫ともに大幅に減少した項目は、外出自粛により旅行などに行けなかったことが影響してか、「ペットホテル・ペットシッター」が前年の半分以下に。その他、「洋服」「ドッグラン」「防災用品」「光熱費」といった項目で減少傾向となった。
犬の年間費用を、体の大きさ別に算出したところ、基本的には大きさに準じてそれぞれの費用も高くなる傾向となり、大型犬の「フード・おやつ」費用は、小型犬の3倍に。その結果、小型犬の年間費用は32万250円、中型犬は38万3,273円、大型犬では47万9,020円となった。
次に、犬・猫以外の小動物(うさぎ・鳥・フェレット)についても調査を実施した。その結果、最も費用が高かった小動物は「うさぎ」で、年間8万3,612円となった。次いで、「フェレット」が年間6万6,458円、「鳥」は6万2,635円と続き、いずれも「光熱費」が犬猫よりも高かった。