Androidスマートフォンでアプリが起動しにくい、サービスがつながりにくい状態が3月23日早朝から続いているとして、キャリアやサービス提供会社が注意を喚起している。口コミなどを元にWebサービスの障害情報をリアルタイムで可視化する「Downdetector」を見ると、GoogleをはじめGmailやLINE、Yahoo!関連アプリなど、広い範囲に障害が出ているようだ。

  • Downdetectorの表示。3月23日午前6時頃から障害の報告数が伸びている

NTTドコモでは、Androidを搭載したドコモスマートフォンで、午前5時ころから一部サービスが利用しづらい事象が発生していると注意喚起。対象サービスや原因や復旧見込みは確認中とした。また、auではAndroid向けのpovoアプリにて、一部機能が利用できない事象が確認されたとして、午前8時頃からGoogle Playでの配信を一時停止したと案内している。

Twitterを見ると、LINEが起動しなくなったという投稿も多く、トレンドには「強制終了」や「Android端末」といったワードが並んでいる(3月23日13時頃)。LINEの公式Twitterアカウントや、複数のAndroid向けゲームアプリ運営からも、「強制終了などにより利用できない状況が発生している」と注意が呼びかけられている。

  • ドコモの障害案内

  • au「povo」の注意喚起

Googleサービスのパフォーマンス情報を確認できる「Google Workspace ステータス ダッシュボード」では、Gmailが障害発生のステータス表示になっている。これによるとGoogleは障害情報を確認しており、問題を調査。詳細を別途案内するとしている。

【記事追記】Googleは、Androidアプリ強制終了の原因を、同社が提供しているWebViewアプリの問題だったとコメント。Google Play経由で、WebViewアプリとChromeアプリを更新することで、問題が解消すると案内しました。詳細はニュース記事「Androidアプリの強制終了はWebViewが原因、Googleがアプリ更新を案内」をご参照ください。(2021年3月23日 17:20)