関西ジャニーズJr.・なにわ男子の西畑大吾、女優の山本舞香、アイドルグループ・ももいろクローバーZの百田夏菜子、俳優の生瀬勝久が、4月スタートのテレビ朝日系ドラマ『コタローは1人暮らし』(毎週土曜 23:30~)に出演することが23日、分かった。

上段左から西畑大吾、山本舞香、下段左から百田夏菜子、生瀬勝久=テレビ朝日提供

関ジャニ∞の横山裕が連ドラ初主演を務める今作は、累計部数100万部を突破した津村マミ氏の同名人気コミックを初めて映像化するもの。売れない漫画家・狩野進(横山)は子連れ入居禁止のアパートで自堕落な日々を送っていたが、ある日隣の部屋に1人暮らしの5歳児・さとうコタロー(川原瑛都)が引っ越してくる。しっかりしているかと思えば、子どもらしい本音をのぞかせるコタローとの出会いで、狩野をはじめ同じアパートの住人たちが、大人として少しずつ成長していく。

ヒロイン・秋友美月を演じるのは、映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』、『今日から俺は!! 劇場版』、ドラマ『ハケンの品格』第2シリーズなど女優業を本業としながら、バラエティ番組でのサバサバとしたキャラクターでも人気を集めている山本。美月は、舞台となるアパートで暮らす明るく元気なキャバクラ嬢だが、実はヒモの彼氏にお金をせびられているという深刻な悩みが。大人でも気づかない美月の表情の変化に、コタローは何かを感じとる。

コタローが通う「幼稚園の清水」の新任教諭・花輪景介を演じるのは、ドラマデビュー作『ごちそうさん』で演技力を評価され、ドラマ『あさが来た』、『教場』や、映画『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』に出演し、実力派俳優としても注目を浴びるアイドル、西畑。優しく一生懸命な花輪だが、過去の“ある経験”を引きずっている。

毎週コタローに生活費を届ける弁護士・小林綾乃には、百田が。1人暮らしのコタローを支える重要なポジションだ。ももいろクローバーZとして昨年メジャーデビュー10周年を迎えた一方、先日公開された映画『すくってごらん』では自身初となるヒロインを務めるなど女優としても着実にキャリアアップしており、今回は初めての弁護士役を演じる。さらに、生瀬がアパートの住人・田丸勇役に。ヒョウ柄スーツの“いかつい見た目”だが実は大の子ども好きである田丸は、コタローを溺愛する自由業の男として、存在感を発揮する。

出演者のコメントは、以下の通り。

■山本舞香(秋友美月 役)
原作を読んだとき、「美月ちゃんと私はあんまり似ていないけど、私でいいのかな?」と、少し不安になりました(笑)。でも、同じアパートで生活しながら、コタローちゃんをかわいがったり、見守ったり……。美月たち大人が教えてあげることもあれば、逆にコタローちゃんから教えてもらうこともあるというような、みんなで支え合っていくストーリーがすごくステキだなと思いました。

美月はコタローちゃんの前ではすごく明るいんですが、実は密かに抱えているものがあるので、その裏表をしっかり表現していけたらいいなと思っています。物語が進むにつれ、狩野さんやコタローちゃんとの関係性が変化していき、美月は大きな選択を迫られます。ほかのキャラクター1人ひとりの背景やストーリーも描かれているので、注目していただきたいです。

1つのアパートに住んでいる人たちが交流するというお話なので、楽しい撮影になりそうですよね! 横山さんとも瑛都くんともまだお会いしていないんですが、現場で仲良くなっていけたらいいなと思っているので、今から撮影が始まるのが楽しみです。コタローちゃんくらいの年齢から大人まで、幅広い世代の方が楽しく観られるドラマです。ご家族やご友人など、皆さんで楽しんでいただければいいなと思います。

■西畑大吾(花輪景介 役)
原作を読んだ時、4歳の子(※ドラマ内では5歳設定)が1人暮らしをするという内容に最初は衝撃を受けました。ハートフルでありながら、すごく胸を締め付けられる回もあって、いろいろと考えさせられました。コタローくんを取り巻く周りの方々が本当にステキで、人はひとりじゃ生きられないんだなと感じさせられる物語でした。

今回、関西ジャニーズJr.のサポートをしてくださっていて、いつも僕らの背中を押してくださる先輩・横山くんと、初めてドラマでご一緒させていただくことになりました。横山くんも「大吾とドラマで共演するのって変な感じやなぁ」とおっしゃっていましたが、先輩の初主演連続ドラマという記念すべき作品なので、僕もそれに恥じないお芝居をしたいと思います。

そして、僕は中学生の頃、将来の夢が保育士だったくらい無類の子ども好きなんです! すでにジャニーズに入っていたんですが、「保育士になりたい」と言っていました(笑)。だから今回、幼稚園の先生役と聞いた時、めちゃくちゃうれしかったんですよ。夢が叶いました! でも、もしほんまに僕が幼稚園の先生やったら絶対怒られるくらい赤や金の髪色をしていたので、このドラマでは落ち着いた色で頑張ります(笑)。この間、初めて川原瑛都くんにお会いしたんですけど……こんなご時世でなければ、ずっと抱きしめて離したくないくらい(笑)、めちゃめちゃかわいかったです! 受け答えもハキハキしていて、とにかくしっかりしていましたね。たぶん僕より大人だと思います(笑)。

大人びているけど決して大人ではない、そんなコタローくんの姿が胸に刺さるドラマです。ぜひ、皆さんにもそういうところに注目して観ていただけたらと思います。

■百田夏菜子(小林綾乃 役)
原作と台本を読んで、コタローくんのような年齢の子が1人暮らしをするという設定に「そんなことがあるの!? どうやって!?」と驚きました。でも、アパートに住んでいる人たちと助け合いながら成長していく姿を見て、切なくなる瞬間もあるんですけど、すごく心温まる物語だなと思いました。

私が演じる綾乃は、一生懸命でマジメな女性なのですが、実はコタローくんへの接し方にすごく悩んでいるんです。だから私自身も、今はまだ「こう演じよう」と決めず、実際に瑛都くんと現場でお会いして、掛け合いをしていく中で関係性を作っていけたらいいのかなと思っています。ちなみに、綾乃は弁護士なので、衣装合わせで用意してくださっていた服が全部スーツでした(笑)。こんなにスーツを着る機会は、なかなかないですし、普段はかけないメガネもかけるので、ビシッとした気持ちになりますね!

横山さんとは音楽の現場や関ジャニ∞さんの番組にお邪魔した時にご挨拶させていただいたくらいで、ちゃんとお話したことがないので、お芝居の現場でご一緒できるのが新鮮で、すごく楽しみです。

こういう時代なので、観てくださった方に「自分も頑張ろう!」と、勇気をもっていただけるような作品になればいいなと思っています。土曜の夜、ちょっと夜ふかししても怒られない時間に放送される、本当に心温まるドラマだと思いますので、たくさんの人に観ていただけるとうれしいです。

■生瀬勝久(田丸勇 役)
最初は登場人物が実はどういう人たちなのか、いろんなことがまだわからないんです。僕が演じる田丸も何をしている人なのか……(笑)。みんな生き生きしているんだけど、何かしら抱えているものがあるということがだんだんわかってくるので、観た方がどういう風にミスリードされていくのかが、楽しみです。

田丸はヒョウ柄のスーツを身にまとっていたりする、いわゆる“いかつい見た目”の人物です。人は見かけなのか、中身なのか……でも、周りを威嚇してしまうわけですから、見かけにもやっぱり責任はありますよね(笑)? なので、僕も「田丸はなぜその服を着るのか」という気持ちを自分の中で整理していきたい(笑)。とはいえ、そういう服を着て役を生きることができるというのは役者の特権なので、とても面白いと思うし、幸せなことだと思います。

僕は、関ジャニ∞のほかの皆さんとはご一緒したことがあるんですが、横山くんとは今回が初めてなんです。でもこの間、舞台で一生懸命頑張っておられる姿を拝見して、ますます撮影現場でお会いするのが楽しみになりました。関ジャニ∞の中でも、横山くんはちょっと“異質な”イメージなんです、もちろんいい意味でね。実際にご一緒したらどうなるのか、楽しみで仕方ないですね。

このドラマは30分という枠なんですが、それもとても素敵だなと思うんです。ドラマを1時間観るのって結構体力がいると思うんです。お芝居もストーリー展開も凝縮される気がするので、30分ドラマ……本当にオススメです! 気楽に、ぜひリアルタイムで観ていただきたいですね。