遠回しな言葉で、本当の意味を知った時にぞくっとした経験はないでしょうか? Twitterでは、ひでさん(@hide_c8h10n4o2)が京都出身のお母さんから送られてきた連絡に注目が集まっています。

■「昨日は、お昼に何を食べたの?」の本当の意味は?

  • 京都出身の母とのやり取り

京都出身の母とのやり取り(@hide_c8h10n4o2より引用)

お母さんから送られてきたのは「昨日は、お昼に何を食べたの?」と一言。これに対してひでさんは「お弁当だよ」と返した後、「あ、そういうことか」「すぐ洗いに出します」を返信をしています。

お弁当箱を出してというお願いを、お昼に何を食べたの? と問いかけることで気づかせるという言葉かけ。お母さんの叱らない優しさが感じられるようです。

この投稿にTwitterでは、「すっげぇ難しいなこれ」「理解するのに時間かかりました…」と言葉の意味を理解するのに戸惑った人も多い様子。「京都人にしては極めてわかりやすい言い回し。by京都人」「京都の人なりの思いやり。深いぜ、と最近は思う」と婉曲表現の多い京都らしいという声もありました。また、「早く出して! って怒らなくてよくていい心の余裕というかなんというかうらやま…」「エレガントなのでは…?」とお母さんの表現に関心する人も。

投稿したひでさんにお話を聞いてみたところ、お母さんからの連絡に気の利いた返しができればと考えて返信を送ったそう。しかしこの話には続きがありました。

  • 「昨日は、お昼に何を食べたの?」の続き

    「昨日は、お昼に何を食べたの?」の続き


違う
昨日千円渡したよね?
何を買ったのかなと思って(@hide_c8h10n4o2より引用)

「お弁当箱を出して」というお願いかと思いきや、実は「ただ単にお昼ご飯に何を食べたのかっていう質問だったみたいです」とひでさん。意味を深く考えた結果、普通の会話での問いかけだったことが判明。

ひでさんのお母さんは割と物事を直接的に、はっきりと言うタイプの人なのだそう。「母はヨーロッパへの留学経験もあってからか、『物事ははっきり言えるようになりなさい』という風に教わってきました。しかし、それと同時に前々から京都の『ぶぶ漬け』の話にあるような日本人の奥ゆかしさも評価していて、そういった婉曲な表現、言わば“遠回しの思いやり”というものも大事にしなさいと常々言われてきたんです」と話していました。