日本AMDによる「Radeon RX 6700 XT」の販売解禁を受けて、主要メーカー各社がこの新型GPUを搭載するグラフィックスカード製品の販売開始を一斉発表している。価格は製品により7万円台から11万円を超えるものまで幅広く、現時点ではおおむね9万円前後が中心価格帯となっているようだ。
Radeon RX 6700 XTは、RDNA 2アーキテクチャをベースとした新型のミドルクラスGPUで、1440p環境でのゲーム体験を性能ターゲットにしている。リファレンススペックでは動作クロックがベースクロックが2,321MHz、ゲームクロックが最大2,424MHz、ブーストクロックが最大2,581MHz。メモリは12GB容量のGDDR6で、接続バス幅は192bit、帯域幅は384GB/sとなる。ほか、容量96MBのInfinity Cacheを搭載する。実性能については本誌の評価記事「Radeon RX 6700 XTを試す - RTX 3070より速い? 普及帯でNVIDIAと真っ向勝負」をご覧いただきたい。
Sapphire TechnologyのRadeon RX 6700 XTカード
アスクは、Sapphire Technology製グラフィックスカードとして、オーバークロックモデル「NITRO+ Radeon RX 6700 XT OC 12G GDDR6」(予想価格96,800円前後)、高品質設計だがコスト面でも優れる「PULSE Radeon RX 6700 XT 12G GDDR6」(同85,800円前後)、リファレンス準拠の「Radeon RX 6700 XT 12G GDDR6」(同77,000円前後)の3製品を3月19日より発売する。
MSIのRadeon RX 6700 XTカード
MSIは、冷却システムにTWIN FROZR8を採用するブーストクロック最大2,622MHzのオーバークロックモデル「RADEON RX 6700 XT GAMING X 12G」(予想価格104,500円前後)と、安定性重視の定格クロックモデル「RADEON RX 6700 XT MECH 2X 12G」(同96,000円前後)の2製品を3月19日より発売する。
ASRockのRadeon RX 6700 XTカード
ASRockは、ブーストクロックを最大2,622MHzまで高めたオーバークロック仕様の「RX 6700 XT PGD 12G OC」(予想価格96,000円前後)と、ブーストクロック最大2,620MHzの「RX 6700 XT CP 12G OC」(同91,500円前後)の2製品を3月19日より発売する。
GIGABYTEのRadeon RX 6700 XTカード
GIGABYTEは、ブースト最大2,622MHzのオーバークロックやWINDFORCE 3Xクーリングシステムが特徴の「GV-R67XTGAMING OC-12GD」(予想価格97,000円前後)と、ブースト最大2,581MHzへオーバークロックした「GV-R67XTEAGLE-12GD」(同90,000円前後)の2製品を3月19日より発売する。
PowerColorのRadeon RX 6700 XTカード
PowerColorは、ブースト最大2,622MHzへオーバークロックした「AXRX 6700XT 12GBD6-3DHE/OC」(予想価格93,000円前後)と、ブースト最大2,581MHzにオーバークロックした「AXRX 6700XT 12GBD6-3DHL」(同85,000円前後)の2製品を3月19日より発売する。
ASUSのRadeon RX 6700 XTカード
ASUSは、ROGシリーズのハイエンドモデルでブースト最大2,622MHzへオーバークロックした「ROG-STRIX-RX6700XT-O12G-GAMING」(予想価格113,000円前後)と、TUFシリーズで安定・耐久性に優れるブースト最大2,622MHz仕様の「TUF-RX6700XT-O12G-GAMING」(同99,000円前後)、Axial-techファン設計が特徴の「DUAL-RX6700XT-12G」(同87,000円前後)の3製品を3月19日より発売する。