Appleが運営するビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスの「Apple TV+」。2019年11月から600円/月のサブスクリプション形式でサービスを開始、iPhoneやMacなどApple製品を購入すれば1年間無料で試せることから、ユーザ数を増やしています。

Apple TV+で配信される作品は、すべてがオリジナル。タイトル数は多いとはいえないもののクオリティには定評があり、報道によれば総額60億ドルともいわれる制作費が今後数年間で投入される見込みです。トム・ハンクス主演の話題作「グレイハウンド」が劇場公開を経ずにプレミア上映されるなど、新しい試みも行われています。

そのApple TV+、Appleが提供するサービスだからiPhoneかMacで見るものと誤解されがち。さらに、Appleが同時期にテレビメーカーへ「AirPlay 2」のライセンス供与を開始したこともあり、家庭用テレビでも見られるけれどAirPlayに対応していなければダメ、という誤った解釈がなされているようです。

すべての製品というわけにはいきませんが、WEBブラウザが動作するテレビ、またはHDMI端子が用意されたテレビであればApple TV+を視聴できます。後者の場合、Fire TV Stickなどビデオストリーミング端末を用意しなければなりませんが、アプリを追加するだけで、NetflixやAmazon Prime VideoなどほかのVODサービス同様に利用できます。

現在利用されているテレビのほとんどにはHDMI端子が装備されているため、数千円のFire TV Stickを用意すれば、最新機種でなくてもApple TV+を大画面で鑑賞できることになります。Apple TV+の無料トライアル期間は2021年7月まで延長され、無料トライアル可能なApple IDさえあれば出費なしに利用できますから、この機に導入を検討してみては?

  • Apple TV+は「Fire TV Stick」などのストリーミング端末でも視聴できます