吉田秋生によるコミック『BANANA FISH』が舞台化され、水江建太と岡宮来夢がW主演を務めることが19日、明らかになった。
同作は『海街 diary』『YASHA―夜叉―』(小学館)など、数々の名作で知られる漫画家・吉田秋生の最高傑作の1つで、2018年には初のアニメ化が大きな話題となった。1985年の連載開始から30年以上を経た現在も多くのファンに愛され続け、累計発行部数は1,200万を超える。 1980年代のニューヨーク・ダウンタウンを舞台に謎のキーワード「バナナフィッシュ」を巡り、複雑に交錯する様々な欲望、その中に生まれる人間ドラマをハードに描いた。
類稀な容姿と抜群の運動神経、並外れて優れた頭脳を持ち、圧倒的なカリスマでストリートキッズたちのボスに君臨する本作の主人公、アッシュ・リンクスを演じるのは、MANKAI STAGE『A3!』シリーズ 摂津万里役や、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage 入間銃兎役などで注目を浴び、華やかさの中に繊細な表現を見せる演技が高い評価を受けている、水江建太。
カメラマン助手として取材に訪れたダウンタウンでアッシュと出逢い、後にアッシュの「弱点」とも言われるほどに、お互いを唯一無二の代えがたい存在として信頼し合うことになる日本人大学生、奥村英二を演じるのは、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ 鶴丸国永役、5 Guys Shakespeare Act1 :[HAMLET] ハムレット役などが好評を博し、愛らしく無垢な表情と骨太で大胆な演技とのコントラストが魅力的な、岡宮来夢。
演出はMANKAI STAGE『A3!』シリーズ、舞台「魍魎の匣」、舞台「クジラの子らは砂上に歌う」など、人間の内面に渦巻く感情を細やかに描く演出で絶大な人気を誇る松崎史也が務め、脚本は軽快なコメディから凄惨な悲劇まで、幅広いジャンルの作品で脚本を担当し、舞台「鉄コン筋クリート」、舞台「魍魎の匣」など、有名原作の舞台化脚本でも圧倒的な支持を得る畑雅文が手掛ける。
水江と岡宮のW主演により前後編2部作の壮大なスケールで描き、前編は6月に上演される。 27日発売の『月刊 flowers』5月号では、チケット最速先行の情報が掲載されるほか、水江と岡宮のスペシャルグラビアと対談インタビューも掲載される。
(C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage 製作委員会