俳優の吉田羊と國村隼がW主演を務める、テレビ東京系4月クールの新ドラマ24枠『生きるとか死ぬとか父親とか』(4月9日スタート 毎週金曜24:12〜)のキャストが19日、明らかになった。
同作はラジオパーソナリティー・コラムニスト・作詞家と多彩な顔を持ち、女性からの圧倒的な支持を集める”独身のカリスマ“ことジェーン・スーが、自身の家族の出来事と思い出を描いたリアルストーリーの実写化作。主人公・蒲原トキコ(吉田)は20年前に母を亡くし、今では父の蒲原哲也(國村)がたった一人の肉親。愛嬌はあるが破天荒な70代の父と独身で勝気な40半ばの娘はひとたび顔を合わせればギクシャクし一度は絶縁寸前までいった2人だが、今では時々外食しながら話をする関係になっている。そんなある日、トキコは父についてのエッセイを連載することになり、ネタ集めのため父に会うたびいろいろな家族の思い出を聞く。
今回家族の過去の物語を紐解く、重要人物であるトキコの母親役で富田靖子が出演することが明らかに。OPテーマは高橋優の「ever since」に決定した。さらにビジュアルも公開。等身大で描かれた『親子』の形をリアルに、色褪せることのない家族の形を美しく表現したビジュアルとなっている。
富田靖子 コメント
吉田羊さん演じる「トキコ」の母親を演じました。
回想シーンでの出演です。「トキコ」の記憶の中の母です。
正確な事柄や人柄より「トキコ」が何故 そのことが心によぎったのか、その想いを大切にしたいと考えながら演じました。人の死とは、その人を思い出さなくなること…そんな言葉を何かの本で読んだ記憶があります。家族というのは厄介で不思議なもので、思い出さなくても、記憶から消えてしまっても生き続けているように思います。
監督の指先や手元に対する演出を受けながら、そんなことを考えていました。幸せな時間でした。
高橋優さんのテーマ曲も楽しみです。
高橋優 コメント
たとえば「大切な人」の顔を思い浮かべる時、いくら大切といえど四六時中仲良しでいられるわけでもないのが人の常のように思います。
派手なケンカこそ無くても微妙なすれ違いでイライラしたり、小競り合いになったりした経験はどなたもお持ちなのではないでしょうか。大切な人は、ときに誰より憎たらしい存在に変貌します。
と同時に、そこまで見せ合える相手とはなかなか巡り会えないようにも思います。
弱い自分、恥ずかしい経験、一番誰にも見られたくないシーン、、そんな過去を'あれからもう‥'と振り返り、語り合える人。いいところだけじゃない部分も見せ合える人。
一度の人生の中で、一体どれくらい巡り会えるものなのでしょう。きっと多くない気がします。
そんな誰かを思い浮かべて聴いていただけたらと思い、この曲を作りました。
(C)「生きるとか死ぬとか父親とか」製作委員会