マイナビは3月18日、「転職動向調査2021年版」の結果を発表した。調査は1月26日~2月1日、2020年に転職した20代〜50代の正社員男女1,500名(男性982名、女性518名)を対象にインターネットで行われた。
2020年の転職率は前年比2.1pt減の4.9%。2016年~2019年までは増加傾向にあったが、2020年は減少に転じ、2018年と同水準に。また、2020年に転職した人のうち、67.5%が在職中に転職していることがわかった。
新型コロナウイルスによる影響活動への影響を聞いたところ、36.9%が「転職に積極的になった(「やや」も含む)」と回答。特に、20代男性では51.2%と高い割合を示した。
異業種への転職率は48.8%と、前年(48.2%)から0.6pt増加。業種別にみると、前職の業種が「医療・福祉・介護」「IT・通信・インターネット」だった人は引き続き同業への転職が多い一方、前職の業種が「フードサービス」だった人の異業種への転職率は82.4%と、前年(56.9%)から25.5ptも増加した。
次に、リファラル採用の一環として、知人・友人に自社を紹介したことがあるか尋ねたところ、32.2%が「紹介したことがある」と回答。特に20~30代男性や営業職では4割前後と、高い割合を示した。
紹介した理由としては、「会社から知人・友人を紹介してほしいと頼まれたから」(35.8%)が最も多く、次いで「自分が勤める会社の環境が良く、友人に勧めたいと思ったから」(35.6%)、「知人・友人から紹介してほしいと頼まれたから」(35.0%)と続いた。