民放公式テレビポータル・TVerは18日、2020年の年間を通して最も再生された番組などを表彰する「TVerアワード」を発表した。5部門で表彰番組を選定し、各番組にトロフィーと賞金(大賞100万円、各賞30万円)を授与した。

  • 『恋はつづくよどこまでも』上白石萌音

「ドラマ大賞」は、総再生数1,878万回を記録した『恋はつづくよどこまでも』(TBS)。主演の上白石萌音は「ワンチームで結束力がとても固いチームだったので、みんなの頑張りが届き、 こういう形で実を結んだことがとても嬉しいです。番組を代表してお礼を申し上げます。ドラマの撮影中にみんなで中打ち上げをしたのですが、当時はまだ新型コロナの心配もありませんでした。今となっては、ご飯を美味しく食べながら、いろいろな意見を交わしたり、なんでもない話ができたりしたことはとても貴重な時間だったと思います。この作品は、最後の最後まで七瀬が恋を貫いたところが格好いいと思っています。看護師として邁進ながらも、大きな支えとして天堂先生(佐藤健)の存在があって、それをちゃんと活力にする勇者の頼もしさみたいなものがありました。素敵な子を演じられて嬉しかったです。 ぜひ、ご覧ください!」とコメントした。

同ドラマの最終話(3月17日放送)は、355万回再生を記録して「ドラマ エピソード賞」も受賞している。

  • 『ロンドンハーツ』

「バラエティ大賞」は、総再生数1,574万回を記録した『ロンドンハーツ』(テレビ朝日)。加地倫三エグゼクティブはプロデューサーは「スタートから22年、批判される事はあっても褒められる事は少ない番組なので、嬉しいです。テレビでは裏番組との戦いでも、TVerでは全国の番組とボーダレスの勝負。自分もそうですが、こんなに面白い番組があるのかと、刺激を貰っている制作者は多いはず。 そんなオモシロ番組の中で賞を頂けたことは誇りです」と語った。

  • 『有吉の壁』

「バラエティ エピソード賞」は、70万回再生を記録した『有吉の壁3時間SP』(12月9日放送、日本テレビ)。横澤俊之プロデューサーは「特番開始から5年。 レギュラーから1年のタイミングでこの様な賞をいただけて本当に嬉しいです。この番組は芸人さん達の汗と涙の結晶なので、こうしたプラットフォームでいつでもどこでも何回でも、数多くの方に観て笑ってもらえたら幸いです。これからも様々なところに芸人さんのお笑いをお届け出来る番組に出来る様、スタッフ一同も壁に挑み続けます」と意気込む。

  • 『相席食堂』

そして、全国ネットではない番組での総再生数1位の「TVer特別賞」は、1,114万回再生を記録した『相席食堂』(ABCテレビ)。高木伸也プロデューサーは「相席食堂は地上波放送もありますが、まさにTVerを通じて人気に火が付いた番組。こちらが感謝している中、特別賞までいただき本当にありがとうございます。TVerのおかげで、ローカル番組でも全国を舞台に勝負ができる時代となりました。ということは全国ネットの人気番組もある意味ライバル。今回の受賞に恥じないよう、『面白い』をとことん追求した番組制作を続けていきたいと思います」と気を引き締めた。

TVerでは、3月20日~4月11日に「TVerフェス! SPRING2021」を開催。「TVerアワード2020」受賞番組に加え、SNSなどで話題となったバラエティ番組の「神回」を集めた“バラエティ「神回」大集合!”、胸キュン作品を集めた“春の恋ドラマ特集”、さらに“小栗旬ドラマ特集”(~3月31日まで)など、TVer限定の特典映像を含むおよそ60番組300エピソードを期間限定で配信する。