女優の中村ゆりかが18日、大阪・カンテレで行われた同局のスペシャルドラマ『エージェントファミリー~我が家の特殊任務~』(21日 深夜1:00~1:59 ※関西ローカル)の取材会に出席した。

中村ゆりか

同ドラマは、擬似家族を営みながら日本で活動する某国のエージェント・佐藤家の活躍を描くアクションコメディー。主演の中村は、佐藤家の“娘”として任務に奮闘する新人スパイ・みなみを演じ、本格的なアクションにも初挑戦している。

昨年9月からクランクインを迎える今年2月にかけ、アクションの練習を積んだという中村。「“でんぐり返し”に始まり、最後は“立ち回り”まで(笑)」と基礎から徐々にレベルアップし、アクションの動きを学んだという。

そんな特訓の成果が存分に現れているのが、ドラマの大きな見どころであるクライマックスの格闘シーン。十数人の屈強な男性たちを次々と倒していく迫力たっぷりの立ち回りは圧巻だ。

中村は「撮影には『失敗したらどうしよう?』という不安を抱えて臨みましたが、本番では不安を忘れていた」と撮影を振り返り、「(立ち回りの相手と)感情の高ぶりが合う感覚があった。アクションでコミュニケーションができたことに感動して、自然と涙が出ました」と、初アクションに手応えを感じているようだった。

もともと「子どものころからアクションには憧れていた」という中村。アンジェリーナ・ジョリーやミラ・ジョヴォヴィッチのアクション映画に魅せられ、「あんなに勇敢に戦う女性になりたい」と思っていたとか。

だが、華奢な体とおっとりした性格ゆえに、「周囲には動かなさそうと思われていて、中高生のときの球技大会では舐められるタイプ(笑)」。アクションとはほど遠いイメージを持たれ、「友達から“カメ”と呼ばれていたことも(笑)」と不本意なニックネームを明かした中村は「だから“見返すぞ!”という気持ちでがんばりました」と本作への並々ならぬ意気込みを話し、笑わせていた。