三菱、ビーバーエアコン2021年モデル - スマホからの遠隔操作に対応

三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズは、家庭用ルームエアコン（ビーバーエアコン）の2021年モデル 4シリーズ（計23機種）を発表した。発売時期は2021年4月で、4月1日から順次発売する。

ルームエアコン S／SKシリーズ

ラインナップは、最高級モデルの「Sシリーズ」が適用畳数6畳～18畳の6機種、寒冷地ハイスペックモデルのSKシリーズが適用畳数8畳～18畳の4機種、高機能モデルのRシリーズが適用畳数6畳～14畳の6機種、標準モデルのTシリーズが適用畳数6畳～18畳の7機種。

価格はオープンで、店頭想定価格（税込）は、Sシリーズが170,000円～240,000円前後、SKシリーズが200,000円前後～260,000円前後、Rシリーズが110,000円前後～170,000円前後、Tシリーズが80,000円前後～170,000円前後。

ルームエアコン Rシリーズ

ルームエアコン Tシリーズ

2021年モデル全シリーズで、スマートフォン連動で外出先からの操作に対応（※別売部品の無線LANインターフェースを接続が必要）。カレンダーから日付を指定したタイマー設定やエアコンの切り忘れ通知機能、室温が高温（低温）になると知らせる機能も備える。

少ない電力で大風力を吹き出し、音や振動を抑えながら遠くまで風を届ける「JET気流運転」や、エアコン付近をすばやく冷暖房する「ワープ運転」といった、航空機やロケットの製造も手掛ける三菱重工グループならではの機能も全シリーズで使用できる。

エアコン内部の汚れやニオイを防ぐ清潔設計を全モデルで採用

2018年モデルから引き続き、緑茶の茶殻を配合した樹脂のフィルターホルダーを搭載。熱交換器に汚れが付着するのを防ぐ「清潔プレコート熱交フィン」や、抗菌仕様でカビなどの成長を抑える「防カビエアフィルター」、バイオクリアフィルター付近の温度・湿度をコントロールしてアレル物質（花粉）の抑制効果を促進する「バイオクリア運転」、「抗菌・防カビファン」、「内部クリーン運転」など、室内機の清潔性を高める機能も全機種に搭載した。

S／SK／Rシリーズには「フィルター自動清掃」機能を装備。抗菌仕様のダストボックスとブラシは取り外して水洗い可能。ダストボックスのお手入れ時期は約1年に1回で、本体のフィルター清掃ランプで通知する。加えて、別売のハイブリッド加熱気化式加湿器との連動機能によって、エアコンから加湿器へ運転・停止信号を送信し、あらかじめ設定した湿度に保てる。

部屋全体、中央、左奥、右奥、左手前、右手前のエリアを組み合わせた16パターンから選択する「エリア空調」

S／SKシリーズでは、16通りのエリアから任意の場所を選択する「エリア空調」を装備。左右独立のフラップ、ルーバーで気流をきめ細かくコントロールする。風量、風向を自動的にコントロールして、部屋全体を効率よく冷暖房する「おまかせセンサー気流運転」も備える。人感センサーが不在を検知すると、約15分後に自動でパワーを下げる「不在時ひかえめ運転」、約1時間後に自動停止する「オートオフ」で節電もサポートする。