バタバタと忙しい朝、しっかりご飯を食べたほうが良いとはわかっていても、朝食をわざわざ作るのは結構大変なもの。ましてや古き良き日本の朝食なんて……もはや旅館か朝ドラでしか見かけないという人も多いのでは?

そんなしっかりした朝食を、とある外国人が完璧に作ったことがTwitterで話題になっています。

我が名はアルトゥル!! 日本へ行けなくてぴえんなラトビア人!! 毎日のように日本で生活した時を思い出しておる!! 中でも日本の朝食がとても恋しくなり自分で作ってみた!! なんと7品も作ってしまった!! 日本の家庭の朝食、本当に素晴らしすぎる!! 彩りも栄養もすごい!! 頑張って作ったので皆様お褒めくだされ!! (@ArturGalataより引用)

日本をこよなく愛するラトビア人のアルトゥルさん(@ArturGalata)。「日本へ行けなくてぴえん」「日本の朝食がとても恋しくなり自分で作ってみた」「皆様お褒めくだされ!!」とツイートし、写真とともに投稿している。

そこに写るのは、焼き魚、ほうれん草のおひたし、きゅうりの浅漬、味噌汁、納豆、だし巻き卵、おにぎりの7品! しかも鮭の横には、手に入らない大根の変わりにカブのすりおろしが添えられています。日本食への愛が伝わってきますね。

そんなアルトゥルさんの頑張りをみた人からは、「生まれも育ちも日本ですが、こんな立派な朝食は作れません」「こんな朝ごはん食べて会社行きたいよーいつもトーストだけ」「日本の心を失いそうな私も、頑張らなくては」「朝ごはんすごい! そして、ぴえん使いこなす外国人すごすぎよねw」など、500近いコメントが寄せられました。

ラトビアは、北ヨーロッパのバルト海沿岸にある国で、日本からは飛行機で約11時間以上。そんな異国の地で、どうやって食材を集めたのでしょうか? 実際に作ってみた感想は? アルトゥルさんに伺いました。

ツイ主さんに聞いてみた

――普段ラトビアでは、どんな朝食を食べていますか?

アルトゥルさん「ラトビアでは、日本のようにちゃんとした朝食を食べる習慣はありません。パンにチーズを塗って食べる程度です。あとは、日本のコンビニのようなお店に立ち寄ってサンドイッチを買う感じですね」

――納豆や豆腐など、日本ならではの食材を使っていますが、ラトビアでも普通に買えるのでしょうか?

アルトゥルさん「日本だけの食材を扱っている店はありませんが、中華系のお店で買うことができます。日本の納豆や豆腐を買うことはできないので、自分で作るしかないです」

――大根の変わりにカブを使っていましたが、大根はラトビアでは売られてないのでしょうか?

アルトゥルさん「売っていないわけではありませんが、スーパーで見かけることはほとんどありません。2021年になってからは一度も食べていません」

――キュウリやほうれん草、カブは日本のものと近いのですか? キュウリはズッキーニのように少し太く見えます。

アルトゥルさん「キュウリは少し太いかもしれません。ほうれん草はあまり変わらないと思います。カブは日本のものよりかなり小さいし、真っ白なものもあまりみかけません。だいたいは赤色ですね」

――7品も作られた感想をお教えください。どれも本当に美味しそうです!

アルトゥルさん「2時間もかかって大変でした。特に撮影しながらの料理は、簡単じゃないですね(笑)。あれだけの料理を朝から作る日本の方は本当にすごいと思います。朝食を作ってくださる日本のすべての方に感謝をしたいと思いました」

日本の朝食作りに奮闘するアルトゥルさんの様子を見ていると、久しぶりに自分も朝ごはんを作ってみたくなります。アルトゥルさんが1日でも早く来日できますように!