SMBCコンシューマーファイナンスはこのほど、「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2021」の結果を発表した。同調査は2月3日~4日、30歳~49歳の男女1,000名を対象に、インターネットで実施した。
現在、どのくらいの貯蓄ができているか聞いたところ、「50万円以下」(23.8%)が最も多く、「0円」(16.7%)、「50万円超~100万円以下」(12.3%)、「500万円超~1千万円以下」(12.2%)、「1千万円超」(12.1%)と続いた。調整平均額は283万円だった。
前回調査時(2019年12月)では、「現在貯蓄できているお金の調整平均」は192万円だったため、91万円増加している。年代別にみると、30代では47万円増加(前回調査183万円→今回調査230万円)、40代では162万円の大幅増加(前回調査202万円→今回調査364万円)だった。
このように調整平均が増加した原因について同社では、「コロナ禍のテレワーク・外出自粛による必要費用の減少」「10万円の特別定額給付金の受給」「景気に対する先行き不安を受けた貯蓄志向の高まりなどの影響」などにより、結果的に貯蓄が増えたのではないかと分析している。