日本HPは3月17日、2Dや3Dの設計、デザインに必要な高性能を実現したノート型のモバイルワークステーションとして、14型「HP ZBook Firefly 14 inch G8」と15.6型「HP ZBook Firefly 15.6 inch G8」を発表した。発売時期とHP Directplusの直販価格(税込)は、14型が4月中旬で203,500円から、15.6型が5月中旬で206,800円から。
HP ZBook Fireflyは、CADなどの作業を自宅でもオフィスでも快適にこなせる、高性能CPUとグラフィックスを備えたモバイルワークステーション。
第11世代Intel Coreプロセッサと、新たにNVIDIA T500 プロフェッショナルグラフィックス(4GB GDDR6)を搭載し、前世代のモデルと比べてグラフィックス性能は最大約50%の向上を実現した。メモリは14.0型で最大32GB、15.6型で最大64GBのDDR4-3200を搭載可能。
14型も15.6型も液晶はIPS方式で、解像度は1,920×1,080ドットのフルHD、画面は非光沢(ノングレア)。上部にはWindows Hello対応の720p Webカメラ(開閉式スライドカバー付き)を配置。
高速なWi-Fi 6にも対応し、Webの閲覧やストリーミング再生、意外とマシンリソースを使うビデオ会議など、複数のアプリを同時に展開しての作業も安定して行えるとしている。
セキュリティ機能として、スマートトラッカー(忘れ物防止タグ)の「Tile」を内蔵。画面のぞき見防止機能「HP Sure View Reflect」、ケース開閉センサー「HP Tamper Lock」、スマートフォンと連携する「HP Quickdrop」、電源を入れたままキーボードをオフにして消毒や清掃がサッと行える「HP Easy Clean」といった機能を備える。
14型では、CPU、メモリ容量、ストレージ容量、ディスプレイのHP Sure View Reflect対応などの違いで、スタンダードモデル、スタンダードPlusモデル、パフォーマンスモデル、ハイパフォーマンスモデルの4モデルを用意。
最上位モデルの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-1185G7(最大4.8GHz)、メモリがDDR4-3200 32GB、ストレージが2TB M.2 SSD(PCIe NVMe)、グラフィックスがIntel Iris Xe Graphics(CPU内蔵)およびNVIDIA T500(4GB GDDR5)。OSはWindows 10 Pro 64bit。
通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax対応無線LAN、Buetooth 5.0。インタフェース類は、USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.1 Gen1×2(1基はチャージ機能付き)、HDMI 2.0×1、スマートカードリーダー×1(PC/SC対応)など。バッテリ駆動時間は最大約14時間。本体サイズは約W323.0×D214.6×H17.9mm、重さは約1.4kgから。
15.6型では、4G LTE通信対応モデルも選べる。スピーカーエンクロージャーの素材は、オーシャンバウンド・プラスチックを5%使用した環境配慮モデルともなっている。
メモリ容量、4G LTE通信対応、ディスプレイのHP Sure View Reflect対応などの違いで、スタンダードモデル、プレミアムスタンダードモデル、スタンダードPlusモデルの3モデルを用意。4G LTE通信対応は、ミドルクラスのプレミアムスタンダードモデルとなる。
最上位モデルの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-1165G7(最大4.7GHz)、メモリがDDR4-3200 32GB、ストレージが512GB M.2 SSD(PCIe NVMe)、グラフィックスがIntel Iris Xe Graphics(CPU内蔵)。OSはWindows 10 Pro 64bit。
通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax対応無線LAN、Buetooth 5.0、LTE通信(nanoSIMスロット)。インタフェース類は、USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.1 Gen1×2(1基はチャージ機能付き)、HDMI 2.0×1、スマートカードリーダー×1(PC/SC対応)など。バッテリ駆動時間は最大約14時間。本体サイズは約W359.5.0×D233.6×H19.2mm、重さは約1.76kgから。