女優の広瀬すずとアイドルグループ・嵐の櫻井翔がW主演する日本テレビ系ドラマ『ネメシス』(4月11日スタート、毎週日曜22:30~)の第4弾キャストが17日、発表された。

  • 『ネメシス』より=日本テレビ提供

今回発表されたのは、探偵事務所ネメシスが追う「20年前の事件」という最大のミステリーの鍵を握る4人のキャスト。仲村トオル演じる科学者・美神始は、アンナ(広瀬)の父親で、ネメシスのCEO・栗田一秋(江口洋介)の古くからの親友。インドでアンナと2人で暮らしていたが、突如、謎の失踪をしたためにアンナは風真と栗田の力を借りて父親捜しに奔走する。

そこに絡むのが、始の同僚である、神田水帆役の真木よう子と大和猛流役の石黒賢。そして、存在の全てが謎に包まれている美馬芽衣子役の山崎紘菜。各話を通して、「20年前の事件」と「探偵事務所ネメシス」の物語が並行して描かれる。

北島直明プロデューサーは「何を説明してもネタバレになってしまうので…」とキャラクター設定すらも秘密にしている。一方で「ひとつだけ言えることは、『20年前の世界』にも風真と栗田が登場しますが、現代の彼らとはまるで違うキャラクターになっています」と、20年前の事件に風真と栗田が絡んでいることを明かした。

仲村、真木、山崎、石黒のコメントは、以下のとおり。

■仲村トオル
入江組は約3年半ぶりです。演技の自由度が高いというか、芝居に集中できています。脚本を読んだ段階で「とっても面白いものになりそうだ」という予感がして、是非、参加したいと思いました。僕が出ているシーンと探偵事務所のシーン。トーンは(脚本上でも)かなり違うんです。櫻井くんも「まるで別のドラマのよう」という風に言っていましたが、どんな仕上がりになっていくのか楽しみです。
あとは……、スケジュール表に、タカ、ユージ、薫、という役名があると、条件反射的に「あ、俺も現場に行かなきゃ」と(笑)。30年以上前に生まれた作品をこういう形で残してもらって、ありがたいですけど、ネメシス出演者の中で、彼らの出演シーンを一番厳しい目で観てしまうかもしれませんね(笑)。
僕が担う役割は“神の領域に手を触れてしまった”ような謎の部分。最初に“ネメシス構想”を聞いたとき、僕自身としては“未来が幸せになる方向”に進めばいいなと感じたんですが、その“謎”が人間を幸せにするのか、不幸にするのか、ラストに向かって解明されていくと思います。

■真木よう子
入江監督とは久しぶりの現場ですが、テレビドラマも監督されることが驚きだったし、出演者のみなさんが豪華ですし、監督が求める以上のことをされる役者さんたちばかりなのでそこに参加できるのはとても嬉しいです。探偵もので解決していくことが、入江さんマジックで、一筋縄でいかない展開になっていると想像もできますし、視聴者としても今から楽しみです!一話完結ものでありながら、軸にあるとても重大な事実が隠されていて、徐々に分かっていくところに、見ている人もはまっていくんじゃないかなって思います。
「あ!」みたいに声上げて観られると思いますよ(笑)

■山崎紘菜
探偵モノで、コミカルなシーンもたくさんあって、広瀬さんのアクションとか、いろんな要素が一つになっていて。さらに、とても豪華な役者の皆さんが集結されているので、誰に注目して観ても、一人一人から目が離せない作品だと思います。
私は過去のシーンでの登場になるのですが、ちょっとずつ私が出てくる伏線があって、ゆくゆくはズバっと気持ちよく一本の糸で繋がるので、その快感を皆さんにぜひ味わってほしいと思います。
謎解きも面白い作品となっているのですが…ネタバレになるから多くは言えないですけど、私が出演する過去の部分にもドラマや親と子の絆が繊細に描かれているので、探偵事務所のドタバタや謎解きを楽しみにしつつ過去の人間ドラマも楽しみにしていただけたら嬉しいです。

■石黒賢
オリジナルで謎解き、ミステリーの要素もあり、いろいろ予想を裏切っていく作品にできたらいいなと思っています。
同じ頃にデビューして一緒にやってきた仲村トオル君や江口洋介君、櫻井君も共演をしているので気心が知れていて、そんな連中とできるのも楽しいです。
今回出演したいと思った理由のひとつは入江悠監督と一緒に仕事ができるという事でもあったので、ワクワクしています。このドラマは、一度観ただけではわからないかもしれませんが、その分からない面白さを楽しんで頂けたらと思います。様々な伏線が……。
僕の役は……ネタバレになるので多くは言えないけど(笑)どういう風にやっていこうかなと楽しみです。