JR九州は、長崎駅開発の一環として建設する新駅ビルについて、開業時期を2025年度から2023年秋に繰り上げると発表した。

  • 新長崎駅ビルイメージ(開発地北東の電車通りから)

  • 新長崎駅ビルイメージ(開発地南から)

新長崎駅ビルは、「国際観光都市長崎の陸の玄関口」のビジョンを掲げ、商業、ホテル、オフィス、駐車場などの複合開発として検討を進めてきた。基本的な考え方は維持しつつ、計画の一部を見直して工期を短縮する。

1~3階を予定していた商業フロアは、1~4階と5階の一部に変更。4~6階を充てるとしていたオフィスフロアは5・6階に減らす。駐車場は1,300台から既存を含む1,500台に変更となる。これまで2023年春に商業フロアの一部とオフィスフロアを先行開業し、2025年度にホテルを含む全面開業する計画だったが、ホテルも含めて全面開業を2023年秋に前倒しする。

  • 高架下店舗外観イメージ(コンコースから)

  • 高架下店舗イメージ(東口駅前広場から)

新駅ビル建設と並行して、長崎駅高架下店舗の新築工事にも着手。長崎駅開発の第1弾として、土産、食品、サービスなど約50店舗で構成する商業ゾーンを改札口の正面につくる。延床面積約4,400平方メートル、営業面積約2,200平方メートル。2022年春の開業を予定している。