フジテレビの佐々木恭子アナウンサーが、14日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7:00~7:30)で、小倉智昭の言葉に涙を見せる場面があった。
3月いっぱいで22年の歴史に幕を下ろす同局系情報番組『とくダネ!』。小倉が総合司会を務め、佐々木アナは2009年までサブ司会を務めていた。
思い出を振り返る中、小倉は「僕はいろんな人とやってきたわけじゃないですか。恭子ちゃんが一番長い10年。すごい人だなって思ってましたよ」と突然の告白。佐々木アナは「いつですか!? 全然感じなかった!」と驚きの声を上げ、小倉からの「機転が利くし、物事を分かってるから安心して任せられる。横にいたのは心強かったよね」という褒め言葉に「私、本当に嫌われてると思ってたんですよ」と苦笑する。
「陸上の話をオープニングトークでするときとか、笠井(信輔)さんと私が何も口を挟めず10分ぐらい立ってたりした。その時はまだ26とか27で未熟だから、ずっと嫌われてると思ってた。『力のないヤツ』って思われてるかと……」と苦い記憶が蘇ってきたようで、「認めてほしいとすごく思ってて。でも、簡単に褒めてくれないから。『恭子ちゃん、良い仕事したね』っていつ言ってくれるかなって思ってたかも」「ふふ……思い出しちゃった(笑)」と照れくさそうに涙をぬぐった。
産休のため、2009年にサブ司会を降板。小倉から、「育児休暇の後、戻って来てくれるんだろうなと思ってたから、僕自身。恭子ちゃんもたぶん戻りたかったと思うんだよな。それはおそらくショックだろうなと」と当時の心境に触れられると、佐々木アナは「戻りたかったですよ。しばらく見られなかったです、やっぱり。子供抱きながら、やっぱり見たくなくて」と本音を吐露。
小倉は「僕には人事権が一切ないから。プロである以上、誰が隣に座ってもきちっと自分の番組はやっていかなきゃダメだろうなと偉そうな考えを持ってるから。正直、やりやすいときもあればやりにくいときもあるしね。コメンテーターによっても、この人は苦手だなという人もいますよ。なんでこの苦手な人がいつまでもいるんだろうって思ったりすることもあるし。誰とは言いませんけど(笑)」とその場を和ませ、佐々木アナも「びっくりしちゃった。思い出しちゃった。戦ってたな。いろんなことと」と懐かしんでいた。