iOSに付属するアプリのなかで「リマインダー」は、どちらかといえば目立たない存在。スケジュール管理は「カレンダー」で済ませているから、なんでもそこに登録してしまえ、というユーザが多いからかもしれません。しかし、なにか大切なことを忘れているような。それは「サブタスク」の存在です。
来週月曜にレポートを提出する、という用事を例に考えてみましょう。そのレポートは統計資料の収集、その分析、その後英訳...などと複数のタスクで構成されているかもしれません。街中へ外出するときも、服を買って銀行に寄って図書館で本を返却して、と済ませる用事が1件とはかぎりません。その「用事を構成する用事」がサブタスクです。
リマインダーには、サブタスクを登録する機能が用意されています。作成したタスクの「i」ボタンをタップし、現れた画面で「サブタスク」をタップしましょう。次の画面で「追加」ボタンをタップし、サブタスクを順に追加していけば、最初に作成したタスクにぶら下がる形でサブタスクが登録されます。
サブタスクの管理方法は、基本的には通常のタスクと同じです。チェックボックスをタップして印をつけるとそのサブタスクは完了したものとして扱われるほか、右端の「i」ボタンをタップすれば、詳細画面で日付や時刻などの条件を設定できます。矢印ボタンでサブタスクの表示/非表示を切り替えられますから、ほかのタスクの邪魔にならずに管理することも可能です。
ただし、サブタスクの下へさらにサブタスクを作成することはできません。上位のタスク(親タスク)と切り離すことはできず、上位のタスクが完了されればサブタスクも完了したものとして扱われます。