世界からも称賛される日本の”おもてなし”。その質の高いサービスを受けられることに、日本人は慣れてしまっているのかもしれません。
むかいひろきさん(@hiroki_ru_th)が投稿したこちらのツイートをご覧ください。
ロシアにいたころや、ロシアから帰国してすぐは
「日本スゴイ。最高だ!」
となってたけど、
しばらくすると「スゴイ」部分が多くの人のストレスや過労によって支えられていることに気付いてうんざりする。
(@hiroki_ru_thより引用)
ツイ主のむかいひろきさんにお話を伺ったところ、ロシアで2年ほど働いて帰国した時に、日本のコンビニやお店に行くたびに、店員さんが必ず立っていたり、いつも笑顔を絶やさずいたりする様子を見て、「もう少しリラックスした状態で勤務できたら色々と楽になるのではないかな…」と何となく考えるようになったのだとか。また、日本には「細かいルールが多いな」と感じることが多かったことなどが影響し、このような考えをつぶやくに至ったのだそうです。
この投稿を見た人からは、日本のサービスについて、「日本社会では、サービスの安売りが当たり前になっている」「過剰(無料)サービス社会」「毎日お疲れ様としか言いようがない」「もうちょっと従事する側も手をぬいて、サービス受ける側もそれでもいいや〜くらいで寛容になるくらいがちょうどいい」といった意見が。
また、リプライを見ると、アメリカのスーパーではレジ担当者は座っているし、フィリピンやタイでは、接客時以外は携帯で遊んだりおしゃべりしているのが普通なのだとか。そうした文化を経験している人からすると、日本人は真面目過ぎるし、あれだけのサービスに対して対価が低いとのこと。日本のサービスレベルをもう少し下げて、労働者の負担を減らすべきでは?といった意見が多数寄せられていました。
一方で反対意見も。「とはいえ米国のサービスレベルの低さにはそれに輪をかけてうんざりします」「どうせサービス悪くなったら文句言うんだよ。どいつもこいつも私も」「そのサービスのきめ細やかさが日本人の強み。それらを無くした場合、日本人にどんな価値が残るだろう」……。確かに、日本が誇る”おもてなし”が全く無くなってしまうというのも悲しいですね。
そんな中、こんな意見が筆者の目に留まりました。「自分達が快適に生活できているのも誰かのおかげで成り立ってるんだよね。感謝の気持ちとそれを込めてお金を払うのは大事」。
最後に、今回の投稿が大きな反響を呼んだことについて、むかいひろきさんに感想をうかがったところ、「率直にビックリしています。これだけいいねがつくことがなかったので、反響にひたすら驚いています」と話していました。
ロシアにいたころや、ロシアから帰国してすぐは
— むかいひろき🇷🇺ウラン・ウデで先生をしていた院生🐯 (@hiroki_ru_th) March 4, 2021
「日本スゴイ。最高だ!」
となってたけど、
しばらくすると「スゴイ」部分が多くの人のストレスや過労によって支えられていることに気付いてうんざりする。