東芝ライフスタイルは3月10日、ルームエアコン「大清快」シリーズの新モデルを発表した。上位「DTシリーズ」(6機種)と、下位「Rシリーズ」(5機種)を4月上旬から発売する。

  • 東芝ライフスタイルのルームエアコン「大清快」シリーズから、新モデルとなる「DT」シリーズと「Rシリーズ」(画像はイメージ)

価格はいずれもオープン。ラインナップと推定市場価格(税込)は以下の通り。

<DTシリーズ> 6畳用~20畳用
・RAS-H221DT:140,000円前後
・RAS-H251DT:150,000円前後
・RAS-H281DT:160,000円前後
・RAS-H402DT:190,000円前後
・RAS-H562DT:210,000円前後
・RAS-H632DT:230,000円前後

<Rシリーズ> 6畳用~18畳用
・RAS-H221R:110,000円前後
・RAS-H251R:120,000円前後
・RAS-H281R:130,000円前後
・RAS-H401R:150,000円前後
・RAS-H562R:180,000円前後

  • DTシリーズ

  • Rシリーズ

両シリーズとも、独自の「無風感技術」を冷房・空気清浄・暖房・除湿時に採用。吹き出す風を変化させ、肌が直接風を感じにくくする。空気中の微粒子を集じんする空気清浄機能「プラズマ空清」を搭載した点も特徴。

無風感技術は、室内機の吹き出し口に無数の穴を設けた「無風感ルーバー」を配置し、性質の違う2種類の風をぶつけ合うことで、体への風当たりを和らげる。今回の新製品では、冷房のほか、新たに暖房・空気清浄・除湿時にも無風感技術を導入した。

冷房時は、部屋をしっかり冷やしつつ肌に直接風を感じにくい気流を作り出す。空気清浄時は、さらに花粉やホコリの巻き上げを抑えながらきれいな環境を保持。除湿時は風による肌寒さを抑えながら運転。暖房時には、部屋の上に溜まりやすい温風を直下に集中させる。これにより、風を直接人にあてずに、冷えやすい足元から暖められる。

  • 各運転モードの無風感

  • 暖房運転時

「プラズマ空清」は、エアコン内部の「プラズマ空清ユニット」が吸い込んだ有害物質を帯電させて集じんする機能。ウイルス抑制のほか、カビ、細菌、花粉、PM2.5、PM0.1レベル(0.09~0.11μm)の極めて微細な粒子まで、熱交換器に吸着させて集じん。集めた有害物質は、冷房および除湿運転時に発生する結露水を使って屋外に排出する。

熱交換器には特殊なコーティングを施したことに加えて、リモコンの「おそうじ」ボタンを押すと約1リットルの結露水を作り出して洗浄する「1リットル洗浄」を行う。

フィルターの自動お掃除機能も搭載。自動お掃除でダストボックスに溜まったホコリは、付属のノズルを使って掃除機で簡単に吸引できる。

  • フィルターのゴミを1カ所に集め、掃除機で吸引

このほか、使う人の操作履歴や環境情報(室温、設定温度、外気温など)をエアコン本体に蓄積する機能も搭載。使う人の好みを学習し、学習結果に基づいて使う人がもっとも快適と思われる運転を行う「学習運転」、温冷熱センサーによってボタン一つでエアコンが最適な運転モードを選択する「全自動運転」を備える。Rシリーズは学習運転のみ。

スマートフォンとも連携する。専用アプリ「IoLIFE」には、曜日ごとのタイマー運転設定や、複数エアコンを一度に停止できる「まとめてオフ」機能を追加。使い勝手を向上させた。

リモコンの外装部および各ボタン部には、付着菌の繁殖を抑える抗菌仕様に仕上げ、清潔性に配慮した。室内機のサイズは、幅798×奥行352×高さ250mm。空気清浄の集じん能力は適用床面積8畳相当。