女優の広瀬すず、俳優の坂口健太郎、藤木直人、吉岡秀隆らが11日、テレビ朝日系スペシャルドラマ『エアガール』(20日 21:00~)の制作発表記者会見に出席し、幼少期の夢や現在の“願いごと”について語った。
史実をベースに、どこまでもひたむきに激動の昭和を駆け抜けた戦後初のCA(キャビンアテンダント)=“エアガール”の佐野小鞠を主演・広瀬が演じる同作。坂口は小鞠と淡い恋を繰り広げるパイロット志望の青年・三島優輝、藤木は終戦後に吉田茂首相の右腕としてGHQと渡り合った実在の人物・白洲次郎、吉岡はのちに“日本航空事業の父”とよばれる実在の人物・松尾静麿をモデルにした松木静男を演じる。
会見では、夢に向かってまい進する小鞠にちなみ、幼少期の夢を発表。小学2年生から中学3年生までの8年間バスケットボールを続けていた広瀬は「監督」になりたかったことを明かすが、「小学校時代の監督が怖すぎて、怒られずにバスケを続けるためにはどうしたらいいかと考え、『監督やコーチになればいいんだ!』と思いつきました(笑)。選手だと一生怒られ続ける気がして……」と意外な理由で会場を驚かせた。
坂口は大好きな祖母のために「介護士になりたい」と文集に書いたことを振り返り、藤木は「消防士やスタントマン」を夢見ていたと話す。そして吉岡は「実はパイロットです……」とこの作品にぴったりな回答を。「ドラマ『北の国から』の撮影が終わったあと、ハワイに連れて行っていただいたのですが、夜、機内で眠れずにいたら、CAの方が操縦室に連れて行って下さり、ナイショでパイロットの席に少しだけ座らせてもらって……航空事業に関わる人たちって紳士でカッコいいなと思いました」と子役時代を回顧した。
また、願いごとを書いた紙飛行機を飛ばすイベントでは、「私、爪がすぐ割れてしまうんです。ドラマの撮影中は手元を映すシーンもあるので、爪も大事だなと思って……」と吐露した広瀬が「爪が割れやすくなりませんように」、「どうしてもくしゃみが出てしまうので」と悩みを告白した坂口が「花粉症克服」と微笑ましい願いを紙飛行機にしたためる。藤木と吉岡はそろって「世界平和」とつづった。
小学校の紙飛行機大会で優勝した経験を持つ藤木は「今日も優勝します!」と自信満々で宣言したが、パイロット役を務める坂口の紙飛行機が最長飛距離を記録した。