カシオ計算機は3月10日、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の新製品として、新開発したというチタン素材を用いた「GMW-B5000TR」を発表した。4月23日に発売し、価格は192,500円(税込)。
GMW-B5000TRは、人気シリーズとなっているフルメタルのスクエア型「B5000」シリーズに連なる新作だ。日本製鉄とカシオが6年をかけたという共同開発によって生まれた、新しいチタン合金を外装に採用した。このチタン合金は、日本製鉄のデザイニングチタンブランド「TranTixxii(トランティクシー)」を冠する。
TranTixxiiは、軽量・高い耐食性・低アレルギー性というチタンの特徴に加えて、純チタンと比べて約2倍の硬度を実現。従来のチタン素材は鏡面加工に向いていなかったが、TranTixxiiではステンレス素材と同等に仕上げられるようになったという。新作のGMW-B5000TRは、チタン素材のG-SHOCKとして初めて、ベゼルとバンドに天面フルミラー仕上げを施している。
加えて、IP(Ion Plating:表面加工の一種)も幅が広がり、G-SHOCKのメタルモデルとして初めて、マルチカラーIPを実現。ケースはゴールドIP、バンドとボタンには新開発のダークブルーIP、さらにはレッド・ライトグレー・ダークグレー・ゴールドのIPを組み合わせ、メタルモデルながら「G-SHOCK」らしい遊び心あふれるデザインに仕上げたとしている。文字板にもやや控えめにマルチカラーをあしらっている。
時計本体は、ソーラー充電システム「タフソーラー」、世界6局の標準電波を受信して時刻を合わせる「マルチバンド6」といった仕様。Bluetoothによる「スマートフォンリンク機能」も備え、専用アプリを使って、時刻の修正やワールドタイム設定を直感的に行える。