アクション映画やスパイものの海外ドラマで、相手を拷問にかけて口を割らせようとするシーンを見かけることがあります。

ニヤニヤと笑う悪の組織が登場するのがお決まりで、気持ちの良い場面ではありませんが、一方で「絶対に俺は口を割らない!」と仲間を想い、正義を貫くキャラクターに思わず感情移入してしまいますよね。

でも、こんな内容だったら、一瞬ですべてを話してしまうかも? ことらんさん(@KotoRan8ZunZun)が今回ツイッターにアップしたのは、日本人の多くが一瞬で口を割ってしまいそうな、とんでもないやり口でした……。

日本人の弱点を知っている拷問官(@KotoRan8ZunZunより引用)

縛られながらも、「なにをされたって吐かないぞ」と強い気持ちだった男性。しかし、花粉がたくさん付着した杉の木の枝を見せられた瞬間……アジトの場所を素直に吐いてしまうのでした。

これは、確かに日本人の弱点を知り尽くしていると言わざるをえませんね。想像しただけで、目や鼻がグズグズしてしまいそうなんて人もおられるのでは……。

この投稿に、読者からは「これやられたらあたしも速攻口割ります」「こんなデフォルメされたイラストでもムズムズしてきた」「無理だわそりゃあ」「これはしゃーない」「多分自分も言っちゃうわ」と男性に共感する声が。一方で、拷問官が防護服で全身を包んだ“完全防備”の状態であることから、「防護服着てる拷問官も花粉症なんじゃ」「拷問官が一番の花粉症だろ」と推察する人もいて、ツイートは大盛りあがりでした。

今回、ことらんさんに今回の漫画を執筆した経緯などを聞いてみました。

ツイ主さんに聞いてみた

―― 花粉症の人にとっては、これ以上ない拷問だと思います……。こちらの漫画を発想するにいたったきっかけなどがありましたか?

ことらんさん:漫画の構成を練っている際に、「どんな拷問を受けても絶対口を割らない人間が、方向性の違うささいなもので簡単に口を割ったらシュールで面白いだろうな」と思っていたんです。

―― なるほど

ことらんさん:そんなときたまたま一緒に活動してる子が花粉症のつらさを熱弁していたので、「これだ」と思い花粉症を当てはめてみました。

―― 実際のお知り合いつらさを聞いて思いついた内容だったんですね……。多くの花粉症の皆さんから、大きな反響が寄せられています

ことらんさん:元々この漫画は私が運営しているニコニコ動画のチャンネル内の「Twitterでバズりそうな漫画を描こう」という企画で描いたもので、投稿してみたら本当にバズってしまって正直驚きが隠せません……。まさかバズるとは思っていなかったので、今でも信じられないです。