俳優の内藤剛志が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『警視庁・捜査一課長』のseason5が、4月8日(毎週木曜20:00~ ※初回は2時間スペシャル)からスタートすることが9日、明らかになった。

  • 内藤剛志=テレビ朝日提供

2012年7月に『土曜ワイド劇場』からスタートし、2016年4月クールの「木曜ミステリー」枠で連続ドラマとなった『警視庁・捜査一課長』は今年でシリーズ誕生10年目。舞台は警視庁の花形部署で、400人以上の精鋭刑事が所属する捜査一課。ヒラ刑事から這い上がってきたノンキャリアの“叩き上げ”大岩純一捜査一課長(内藤)が、信頼する部下たちと共に一歩一歩、地道な捜査を重ねる“等身大のヒーロー”を描く。

最新シーズンでも、“大福”こと平井真琴(斉藤由貴)、小山田大介管理官(金田明夫)、運転担当刑事・奥野親道(塙宣之)らレギュラーメンバーは健在。団結力を駆使して新たな難事件に立ち向かう。大岩が、妻・小春(床嶋佳子)や愛猫・ビビとの日常生活から事件のヒントを得るというおなじみの展開も。また、「知って得する東京最新情報」を盛り込み、東京の“今”を反映していく。

■内藤剛志 コメント

――シリーズ誕生10年目を迎えた心境は。

ものすごくラッキーな10年を過ごすことができたなと思っています。ここまで、いいところは伸ばし、今ひとつだなと思うところは恐れずに改革し、『警視庁・捜査一課長』は少しずつ進化することができました。そして今、まさに新シーズンを撮影中ですが、まだ「あのシーンはこうしよう、ああしよう」と現場で試行錯誤しているんです。10年目を迎えてもなお、まだまだ面白くできるぞ、もっともっと向上していけるぞ、と思える……。そんな熱い場所に立てることが本当に幸せです。また、先日街で「一課長さんですよね!」と声をかけられたのですが、この作品が10年ほどの間に多くの方々に支持されるようになり、とてもうれしく思っています。 

実は、第1作の撮影初日のこと、鮮明に覚えているんです。夏の暑い日でしたが、(金田)明夫ちゃんと(斉藤)由貴ちゃんと3人で、このドラマをどう作っていこうかと思いをめぐらせた記憶があります。その日から今日までそんなに長い時間が経ったようには思えないですし、まだまだ面白いものを作り続けたいと思っています。僕だって歳は取るので(笑)、あと10年……は難しいかもしれませんが、行けるところまで行くぞ! と思っています。

――視聴者へメッセージを。

『警視庁・捜査一課長』が戻ってきます! 毎週、極上のミステリーをお届けしていきますので、まずは謎解きを楽しんでいただきたいですね。「捜査員たちよりも先に犯人を見つけるぞ!」ぐらいの気分で見ていただきたいと思います。また、事件に関わった人たちの人間模様、濃い“情”を描いた部分も楽しんでいただきたいですね。

そして、昨年から大変な時期を過ごしてきて改めて思うのは、ささやかかもしれないけど、みなさんに“希望”をお届けしたい……ということ。事件を描くミステリーではありますが、見終わった木曜日の夜、そして金曜日の朝、少しでも前向きな気持ちになっていただきたい。そんな作品をお届けしていきますので、2021年もよろしくお願いします!