iPhoneに標準装備されている「時計」アプリには、ストップウォッチ機能が搭載されています。使いかたはかんたん、時計アプリを起動して画面下部の「ストップウォッチ」タブを開き、開始ボタンをタップするだけ。測定中にラップボタンをタップすれば、経過時間(ラップタイム)を記録できるなど、リアルのストップウォッチと機能的に遜色ありません。

ストップウォッチは、ユーザが停止させないかぎり、または時計アプリかシステム自体を終了させないかぎり動き続けます。自動ロックがかかっても動作し続けるので、時間を測るのが目的であればロックを解除するだけのことです。

どうしても測定中の画面を表示し続けたい場合には、「設定」→「画面表示と明るさ」→「自動ロック」の順に画面を開き、「なし」を選択しましょう。これで、画面を閉じるかほかのアプリに切り替えないかぎり、ストップウォッチが表示され続けます。

とにかく自動ロックを回避したいのであれば、iPhoneの画面を見続けましょう。Face IDに対応したX以降のiPhoneには、内蔵のセンサーでユーザの視線(注視)を感じ取る機能があり、一瞬でも画面を見れば自動ロックのへのカウントダウンはゼロに戻ります。つまり、自動ロックの設定が1分の場合は1分に1度、3分の場合は3分に1度iPhoneをチラリと見るだけで、自動ロックを回避できるというわけです。

ところで、iOSの開発フレームワークにはスリープ/自動ロックしないようにする関数があり、その関数を利用したアプリは自動ロックが何分に設定されていようと、画面を表示し続けることができます。料理レシピのように自動ロックされると不便なアプリでは、その機能が活用されていますが、Appleは時計アプリ/ストップウォッチにその必要なしと判断したようです。

  • ストップウォッチの測定中、自動ロックを回避できる?