東京都交通局は、建物・道路等のインフラ、経済活動、人の流れなどさまざまな要素をサイバー空間上に再現することをめざす、東京都の「デジタルツイン実現プロジェクト」の一環で、都営大江戸線都庁前駅の3D点群データをオープンデータとして公開した。
3D点群データとは、レーザースキャナーなどを用いて生成された3次元の位置情報を持つポイントデータのこと。非接触で測量でき、高所や人の立入りが困難な場所のデータも取得できる。インフラや設備の維持管理、3D地図作成などに活用され、今後も多用途での活用が期待されている。
3D点群データの利活用はデジタルツインの基礎となることから、市民や民間事業者による活用事例の創出を図るため、試行的にオープンデータとして公開することとした。都営大江戸線都庁前駅の地下3階(ホーム階)から地下1階までの一部を公開範囲としており、社会基盤情報流通推進協議会が運用する「G空間情報センター」でダウンロードできる。