エプソンは3月18日に、時計ブランド「ORIENT STAR(オリエントスター)」の70周年記念モデルとして、クラシックコレクションのフラッグシップとなる機械式時計「スケルトン」を発売する。ラインナップは、ダイヤルがシャンパンの「RK-AZ0001S」とホワイトの「RK-AZ0002S」という2モデル構成。価格はいずれも319,000円(税込)。

  • RK-AZ0001S

  • RK-AZ0002S

「スケルトン」の特徴は、機械式ムーブメントをはじめとする必要なパーツの骨格だけを残すことによって、内部の機構全体が見えること。シャンパンダイヤルのRK-AZ0001Sはゴールドカラーのムーブメント、ホワイトダイヤルのRK-AZ0002Sはシルバーカラーのムーブメントを搭載している。

この手巻き式の機械式ムーブメントは、新開発となる自社製の「キャリバーF8B62(ゴールド)」と「キャリバーF8B63(シルバー)」。エプソンのMEMS加工技術や半導体技術を活用し、鮮やかなブルーのシリコン製がんぎ車(機械式ムーブメントを構成する歯車の1つ)を実現した。ぜんまいのエネルギー伝達効率が高まり、パワーリザーブが従来の50時間から70時間に延びている。

  • シリコン製がんぎ車

フェイスデザインは、オリエントスターの70周年がテーマとする「宇宙」を表現。スケルトンフェイスから見える9時側のムーブメントパーツは2つ尾の彗星、ムーブメントの渦巻きパーツは天の川銀河をイメージしている。

共通の仕様として、ケース素材はステンレススチール、ケースサイズは縦46×横38.8×厚さ10.6mm、バンド素材は本ワニ皮革、風防は両面無反射コーティングの両球面サファイアガラス、防水性能は5気圧。