映画『太陽は動かない』(3月5日公開)の公開記念舞台挨拶が6日に都内で行われ、藤原竜也、竹内涼真、市原隼人、日向亘、佐藤浩市、羽住英一郎監督が登場した。

  • 左から日向亘、佐藤浩市、藤原竜也、竹内涼真、市原隼人、羽住英一郎監督

    左から日向亘、佐藤浩市、藤原竜也、竹内涼真、市原隼人、羽住英一郎監督

同作は吉田修一による同名小説を実写映画化。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。

藤原は「船のシーンではセットに船を組んで斜めに傾けて撮影したんですけど、足がつかないくらいで、水温もめちゃくちゃ冷たい。『そんなに温度を下げる必要ないんじゃないか?』と言ったら、監督が『画(え)に映るから、緊迫感を出したい』と言ってて。『画に出るモノかな?』とずっと思ってて。これだけ冷たくする必要ないんじゃないかな? あの設定はいりましたかね?」と抗議。羽住監督は「いや、出てるじゃない」と反論し、藤原は「『涼真、今までの人生で何番目に辛い?』とかずっと聞いてたんですよね」と苦笑した。

竹内が「ちょろちょろっと出てる救いのお湯、あれも水の量に比べて少なすぎる」と疑問を示すと、羽住監督は「男汁。海猿の時からつけてた名前なんですけど、禁断のもので、1回浴びちゃうとそれなしではいられなくなって、『早く、男汁!』ってなるから」と紹介する。藤原は「お風呂もあって、入ったら戻るのが無理なんですよ。あれは行き過ぎた撮影でしたよね。耐えました」としみじみとしていた。

さらに藤原は「冒頭のシーンで言うと、イッチー(市原)を5〜6階のビルから救出するシーン。地上から上がってくところで、何回目かなんかに市原が『竜也くん高いところだめでしょ』と。3階をこえると僕の体が震えてくるらしいですね。『ブルブル震えるのやめてもらっていいですか』って」と振り返る。市原は「隣の竜也くんがだんだん震えてくるんですよ。撮影が始まる前もしゃべらないんですよ。ブルブル震えだして、僕も怖くなっちゃいました」と明かした。次回作は指示を出す方がいい、と再三主張する藤原は「キツいのやです! キツいっすマジで!!」と訴えていた。

一方、竹内は「分量的には大変なアクション多かったんですが、僕は途中で助けに行ったりとかブルガリアでも意外と休みがあったんですよ。次は盛りだくさんでもかまいません」ときっぱり。さらに「続編があれば、続編の現場に必ず竜也さんを連れて行きます」と観客に約束していた。