ベクノスは3月5日、360度写真の閲覧&加工アプリ「IQUISPIN」をアップデートして公開した。撮りためた360度写真をスワイプ操作で次々に閲覧する新機能「SphereFlow」を追加し、多くの360度写真をサクサクと見られるようにしたのが特徴。FacebookなどのSNSに360度写真を直接共有できる機能も追加した。同社のペン型360度カメラ「IQUI」ユーザー専用のエフェクトやモーションも追加し、SNS映えするショートビデオが簡単に作れるようにした。アプリの利用やアップデートは無料。
IQUISPINは、360度カメラで撮影した360度写真を閲覧・加工するためのアプリ。同社のIQUIだけでなく、リコーの「THETA」シリーズやInsta360の「Insta360 ONE X」など、各社の360度カメラに対応する。
今回のアップデートでは、新たに「SphereFlow」(スフィアフロー)機能を搭載し、360度写真をスワイプ操作でスムーズに閲覧する機能を搭載した。ビューワーの下部にある楕円形の小窓をスワイプすると360度写真が切り替わり、スマートフォンの標準の写真アプリのように指1本で多数の写真が次々に閲覧できる。この機能は特許出願中とのこと。
ビューワーの画面には「シェア」「フィルター」「クリエイト」のボタンを新たに追加し、360度写真をFacebookやLINEなど360度写真対応のSNSに直接共有できるようにした。また、ショートビデオの加工の際、エフェクトとモーションの両方を同じ画面で選択できるようにし、よりスピーディーに加工できるようにした。
360度写真にグラフィックスや動きを加えてショートビデオを加工する「エフェクト」や「モーション」は、新しい種類を追加してさまざまな演出が楽しめるようにした。この機能はIQUIユーザーだけが利用できる(IQUI以外で撮影した360度カメラの写真でも適用可能)。