スシローが実施している匠の一皿プロジェクト。回転すしの常識を越える一品を提供するため、すし以外のさまざまなジャンルの“匠”と開発したメニューを提供している。
2019年からスタートしたプロジェクトは、先月その第一章が完結した。今回新たな匠たちとスシローがタッグを組んだ「匠の一皿 第二章 独創」篇が始まった。3月から発売されているスシローの新メニューたちを食べに行ってきた。
3つの名店の匠が集結
匠の一皿プロジェクト第二章に選ばれた匠たちは、各業界で改革を起こしてきた新進気鋭な3つの名店が選ばれた。
1店目は富山県の「鮨し人」の木村泉美氏。回転すしを経て独学で修業を重ね、素材を活かす名すし職人だという。木村氏の技と味を目当てに、全国から美食家が訪れるのだとか。
2店目は石川県のスペイン料理店「respiracion(レスピラシオン)」の梅達郎氏、八木恵介氏、北川悠介氏の3人のシェフ。地元金沢の小学校時代からの幼馴染みで、それぞれが約15年の修行期間を経て2017年7月に「respiracion」をオープンさせたそう。独創的かつ繊細な一皿を提供する人気店として話題を集めている。
3店目は神奈川県の中華料理店「イチリン ハナレ」齋藤宏文氏。中華料理店ながらも意外性のあふれるメニューを提供し、匠の一皿ではこれまでのすしの常識を覆す新しい食べ方を提案していくという。
第一弾は「鮨し人」「respiracion」から2皿
3月3日から販売されているメニューは、「鮨し人」木村氏考案の「富山鮨し人流 鱒の介寿司」(税別300円)と、「respiracion」考案の「始まりの皿 インパクト甘海老」(税別300円)。
「富山鮨し人流 鱒の介寿司」は、木村氏が富山の鱒寿司をイメージして考案したという。 生・炙り・押し寿司の3貫セットで、塩〆したキングサーモンを店内でさらに酢〆しているそうで、かなりうまみが濃縮されていた。炙りはレモンでさっぱりと、押し寿司はしゃりに胡麻が入って少し香ばしさもあり、同じ素材ながら違う風味を楽しめた。
こちらは押し寿司が持ち帰り可能で、「匠の鱒の介寿司ハーフ」(税別500円)として販売中。お土産にひとつお持ち帰りをしてみるのもよさそうだ。
そして、「始まりの皿 インパクト甘海老」は、「respiracion」のコースの最初に出される一皿をすしへとアップデートさせたものだという。皿には、シートが敷かれ特別感のあり、とろとろの甘海老に、甘海老のジュレ、さらに甘海老フレークと口いっぱいに甘海老のうまみを感じられる一皿だった。
デザートは豪華にキュン!?
また、締めに3月3日から発売されている新デザートも紹介しておこう。「ソルティーナッツのキャラメルパフェ」(税別300円)と「いちごにキュンですパフェ」(税別330円)だ。
「ソルティーナッツのキャラメルパフェ」は、かなりキャラメルがきいた少し大人っぽい雰囲気もあるパフェ。甘いキャラメルに少しほろ苦なカラメルゼリー、そしてミックスナッツが散りばめられ、冷たいアイス食感の組み合わせが食後にほどよい甘さに。
そして「いちごにキュンですパフェ」は、春らしくいちごたっぷりのデザート。キュンですの名の通り、甘酸っぱくキュンとするフレッシュいちごやいちごソースは王道のおいしさだった。
また、今回新たに「匠の一皿」第二章をスタートした記念に、スシローの公式Twitterでは3月5日18時からお食事券が当たるキャンペーンも開催するそう。お得な情報をSNSでもチェックしてみては?