日本の古典音楽である「雅楽」。神社で行われる結婚式などで聴いたという方もいるでしょう。でも優雅でゆったりとした曲調や、笙(しょう)や横笛(おうてき)の音を聴いていると、気持ちよくて眠くなってしまうことも。

「雅楽は好きだし楽しみたいけど、眠くなるのは素養がないのかも?」と思う方に向けた、ロボットエンジニアであり雅楽芸人のカニササレアヤコ(@Catfish_nama)さんによるツイートが話題になりました。

「雅楽って聴くと眠くなっちゃうからな~」って人

大丈夫です

演奏者も眠い(@Catfish_namaより引用)

演奏者の方から、まさかの「演奏者も眠い」というメッセージ。演奏している側は眠気とは無縁のように思えますが、実はそうなんですね……。この投稿に、異なる音楽ジャンルの方からも「琉球古典音楽もそれです。少なくとも私は……」「めちゃめちゃわかる その昔、私も龍笛吹きながら寝てた」「ワイ、ピアノ弾いててもギター弾いてても眠くなった」と同意のコメントが。

「何でしょうねあの心地良さ。音のお布団って感じ」というリプライも寄せられたように、心地よい音楽を聴いてウトウトするのは最高の贅沢なのかもしれません。一方で、「私の結婚式の演奏者さん、祝詞の最中に居眠りして楽器を落とし参列者全員の眠気を覚ましてましたw」のようなヒヤッとするエピソードも。

趣味は雅楽演奏で、笙を吹くカニササレさんによると、このツイートは「雅楽を聴きながら寝るのはすごく気持ちいいから、演奏会にきてください」と伝えたい意図で投稿されたそう。演奏者の方にそう言ってもらえると、「興味はあるけど寝てしまったらどうしよう……」という思いも軽くなりそうです。

何が言いたいかというと
「聴いてると眠くなっちゃうから私には雅楽を楽しむ素養が無いんだ…」とか思わず、雅楽聴きながら寝るのすごく気持ちいいのでぜひ演奏会に行ってみてください(眠くならないブチアゲ雅楽もあります)(@Catfish_namaより引用)

また、ゆったりした曲の印象が強い雅楽ですが、眠くならない「ブチアゲ雅楽」もあるそう。さらに、雅楽で使う楽器の「笙」はゆっくりと吹くものと思いきや、アップテンポの曲も吹けるとのこと。カニササレさんも、YouTubeで様々な曲をアップしています。

「眠くなりそう……」と、一見ハードルが高いように思える雅楽、聴いてみたらお気に入りの曲が見つかったり、新しい発見があるかもしれません。