iPhoneにかかってきた電話を切らずに着信音を止める方法は、2つあります。1つは、左側面のボリュームボタンを押すこと。もう1つは、右側面のボタン(サイドボタン)を押すこと。つまり、iPhoneに3つ用意されている物理ボタンのうちどれかを押せば、電話を切ることなく着信音が止まります。
そのとき、着信音だけでなくバイブレーションも止まります。混雑した場所にいるとき、物音をたてられない場所にいるとき、不意にかかってきた電話を音・振動ともに"一瞬で黙らせる"ことができる、確実な技といえるでしょう。相手が呼び出しを続けている間は、こちらが応答すれば電話に出ることができるので、電話が鳴り始めたらとりあえず音を止め声を出せる場所まで移動するつなぎの策にもなります。
もちろん、電話をかけてきた相手にバレることはありません。相手の電話機には変わることなく呼び出し音が鳴り続けるため、なかなか出ないな、としか感じないはずです。
ただし、3つあるボタンのうちいずれかを押したあと、うっかりサイドボタンを押さないこと。着信音/バイブレーションを止めた状態でサイドボタンを押すと、着信を拒否したことになり、相手には「おかけになった電話をお呼びしましたが...」などとメッセージが流れ不自然な印象を与えてしまいます。上下のボリュームボタンを押しても何も起きませんが、サイドボタンには触れないよう注意しましょう。
なお、iPhoneには一定時間経過後に自動応答する機能が用意されています。この機能が有効な場合、電話を切らずに着信音を止めていても、あらかじめ指定していた秒数が経過するやいなや通話が始まってしまいます(電話に出たことになる)。『設定』→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「通話オーディオルーティング」→「自動で電話に出る」の順に画面を開き、「自動で電話に出る」スイッチがオフにされていることを確認しておきましょう。