米AMDは日本時間の3月4日午前1時、オンラインで"AMD - Where Gaming Begins"イベントを開催し、Radeon RX 6700 XTを発表した(Photo01)。
Radeon RX 6700 XTはCut Downバージョンのコアを搭載する製品(Photo02)。これは以前にNAVI 22として報じられたコアを利用するものと思われる。全体的なスペックはこちら(Photo03)。動作周波数は2,424MHz、12GBのGDDR6を搭載しつつ、TBD(Total Board Power)は230Wに留まる。このAMD製のReferenceカードの特徴はこちらの通り(Photo04~15)。
さてAMDによれば、この1年で一番伸びたマーケットは1440p向けであり(Photo16)、しかもGaming向けに100fpsを超える製品の伸びが非常に多かったとする(Photo17)。Radeon RX 6700 XTはこの1440pのGamingに向けた製品であり、例えばNVIDIAのGeForce GTX 1070 TiとかGeForce RTX 2080 Superよりも優れた性能を発揮する、とする(Photo18)。また昨今のゲームでは、特に色々グラフィックオプションを追加すると8GBを超える場合が多く、ところがRadeon RX 6700 XTではGDDR6 12GBなのでこれに対応できる、とする(Photo19)。もう少し最近の製品との比較、ということでGeForce RTX 3060 Ti及びGeForce RTX 3070との比較がこちら(Photo20)。オンラインゲーム系は更に高いフレームレートが期待できるとする(Photo21)。更にRay Tracingのサポートも増えた(Photo22)。
ソフトウェア周りとしては、Radeon Anti-LagがDX12にも対応した(Photo23)ほか、RADEON BoostにDX12でのMotion Adaptive VRS対応が追加になった(Photo24)
さてそのRadeon RX 6700 XTであるが、米国での価格は$479で、3月18日の出荷となっている(Photo25)。OEMからも製品が同じく3月18日に出荷開始される(Photo26)他、Ryzen 5000シリーズとRadeon RX 6700 XTを組み合わせたシステムも40以上同日出荷開始されるとの事であった(Photo27)。