女優の松たか子が、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(4月スタート、毎週火曜21:00~)に、市川実日子、高橋メアリージュン、石橋静河、石橋菜津美、瀧内公美、豊嶋花、近藤芳正、岩松了の出演が決まった。

  • (左から)市川実日子、高橋メアリージュン、石橋静河

坂元裕二氏の脚本で、3回結婚して3回離婚したバツ3子持ちの社長・大豆田とわ子(松)が“3人の元夫”に振りまわされながら日々奮闘する同ドラマ。その元夫たちは、松田龍平、角田晃広、岡田将生が演じる。

市川が演じるのは、とわ子の親友・綿来かごめ。不器用で仕事は長続きしないものの、自由で楽しく生きている。とわ子とは、一緒にいるだけで、楽しいことも悲しいことも分け合うことができる存在である。これまでのドラマではあまり見せたことのない役柄を演じる市川に注目だ。

高橋が演じるのは、とわ子の部下・松林カレン。とわ子が社長を務める建設会社「しろくまハウジング」営業部の責任者で、いくつかのベンチャー企業を渡り歩いてきたやり手。意識が高く、仕事面でとわ子を支える存在だ。

石橋静河が演じるのは、三ツ屋早良。とわ子の最初の夫・田中八作(松田)の親友の彼女で、八作がギャルソン兼オーナーを務めるレストラン「オペレッタ」の客として登場する。女性に自動的にモテてしまう八作と、何やら少し恋の予感も。

石橋菜津美が演じるのは、小谷翼。とわ子の三番目の夫で、とわ子の会社の顧問弁護士を務める中村慎森(岡田)と公園で偶然出会う。

瀧内が演じるのは、とわ子の2番目の夫でファッションカメラマン・佐藤鹿太郎(角田)と撮影をきっかけに出会う女優・古木美怜。

豊嶋花が演じるのは、とわ子の娘・大豆田唄。とわ子と最初の夫・八作との子どもで、生まれた時からずっと反抗期。常に冷静な目でとわ子や元夫たちを見ている中学3年生だ。

近藤が演じるのは、「しろくまハウジング」の重鎮・六坊仁。社長に就任したばかりのとわ子を支える良きアドバイザー。

岩松が演じるのは、とわ子の父・大豆田旺介。元参議院議員だが、ここ数年は落選が続きずっと無職。クセのある父親だが、とわ子をあたたかく見守っている。

市川、高橋、石橋静河のコメントは、以下のとおり。

■市川実日子
脚本を読んでいると登場人物みんな、自分の知っているひとのような気がだんだんしてきて、「今まで誰かに話すまでもなかった、日常の中のちっちゃなハテナ」を一緒に披露したくなりました。みなさん個性があります。かごめは自分の個性を受け入れて、いま生きているひとです。いろんなひとがいて、いろんな気持ちがある。素直で面倒で愛らしい。見てくださった方の心がほんのり柔らかくなってくれますように。そう願っています。

■高橋メアリージュン
こんなにくすっと笑いながら脚本を読めること、この作品に出演できることを幸せに思います。人の普段見逃しがちな行動が細かに面白く描かれていて、読みながらずっと笑い、そして伏線回収に感動しております。この作品の世界に約3カ月間入れるのがとても楽しみです。
今作では、華やかな容姿の中のその人を映し出せたらなと思います。監督とプロデューサーさんに言われた「ドキュメンタリーを撮る感覚」という言葉に役者としてとてもワクワクしています。
素晴らしいキャスト、スタッフが揃(そろ)っているので、良いドラマにならない理由が見当たりません。ぜひ期待していて下さい。

■石橋静河
脚本を読んで、思わず一人でゲラゲラ笑ってしまいました。それぞれのキャラクターが軽快で切実で、早く完成した作品を見たい!と思いました。早良さんはとても積極的な女の子ですが、好きという気持ちに真っすぐなのは素敵(すてき)なことだと思います。チャーミングに演じられるよう頑張ります。
一生懸命に生きる人たちを、時にクスッと時にエールを送りながら、見ていただけたら幸いです。お楽しみに!

  • (左から)豊嶋花、瀧内公美、石橋菜津美、近藤芳正、岩松了