どんなにクリエイティブで先進的な仕事をしていたとしても、少なからず発生する「単純な事務作業」。あなたはやりたくないですか? それともちょっとした息抜きとして楽しんでいますか?

ご自宅で領収書の貼付作業をしていたえっぐたると二世さん(@eggtart708_2nd)は、娘さんからこんなことを言われたそうです。

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長女(中2)に領収書を糊で紙に貼る作業を手伝わせようとしたら、「嫌だ。私は将来、そんなことをしない仕事に就く」と言うので、「父はもう45歳で、博士であり、また教授だが、こうして日々、領収書を糊で紙に貼っている。この社会では、君が思っている以上に多くの人がそうしているのだ」と諭した。
(@eggtart708_2ndより引用)

きっぱりと自分の考えを言い切った娘さんと、世間の現状を教えるえっぐたると二世さん。当時の状況について聞いたところ、えっぐたると二世さんはこの時、娘さんの支払いをオンラインで振り込まなければならなかったために手が離せず、領収書の貼り付けを娘さんに頼んだところ、勉強中の娘さんにツイートの通り断られてしまったのだとか。結局、自分で貼ったそうです。

この娘さんの言動に、「すばらしい」「将来有望!」「辛辣すぎるw」といった声が寄せられていました。

リプライを見ると、えっぐたると二世さんと同じように、多くの人が領収書貼りをしているようで、「会社員も大抵糊付けして経費精算します」「一般市の市議もそうです。選挙や政務活動費の収支報告の領収書整理はまず自分」「事務仕事が嫌いだという友達がアパレル系に就職したが、棚卸業務という事務仕事にぶち当たり絶望してた」とのこと。

また、せっかく電子化したはずなのに……「とある有名な会計システムを導入して領収書をスキャンしデータ化させた上に、実物の領収書まで糊付けするという2倍の作業で仕事が増えてます」「領収書をノートに糊で貼り、データは会計ソフトに入力」「経費精算申請は電算化されたけど、原紙も必要らしくやっぱりせっせと貼り貼りしている」という人も。紙の領収書から完全に解放されるのは、なかなか難しいようですね。

一方で、そんな貼付作業が好きだという声も。忙しい中で、こうした単純作業の時間は「息抜き」にもなり「ストレス解消」にもなり、「余計な事を考えない時間にする」には最適とのこと。「私はそういう作業が大好き民なので、むしろそういう事だけする仕事があればいいのにと思っています」という人もいました。

リプライ欄には、さまざまな意見や、領収書をめぐる社会の現状が寄せられていましたが、えっぐたると二世さんはリプ欄を追うのを諦めたとのこと。しかし、既にネットユーザである娘さんは、ひとつひとつリプや引用RTを読んで、「色々な意見があり、まるで社会を知る教科書のようだ」と言っていたそうです。

最後に、今回の投稿が話題となっていることについて聞くと、「今回のみならず、ほのぼの子育てツイートのつもりで投稿したものが予想外にバズることがあるのが、ツイッターの妙味かなと。文脈が省略されがちなので、読んだ人は自分の文脈に引き寄せ、書かれていないことを脳内で補完して読みがちですね」と話していました。

「娘さんには、将来、領収書を紙に貼らなくて良い社会を作っていただきたい……」と期待の声も寄せられた今回の旬ネタ。近い未来、すべてが電子化される日がくるかもしれませんね。